いらっしゃいませ、家電の虎です!
縦型洗濯機のお話しになりますが、どこの家電量販店も日立のビートウォッシュはおすすめですよ!って紹介する率が極めて高い!これなんでだと思います?
確かに評判も悪くないし、機能もしっかりしている。それでもあまりにも日立をおすすめする人が多いの気になるんですよね。だからなんでかまとめてみました。
日立の洗濯機”ビートウォッシュ”を検討している人やこれから洗濯機の買い替えを検討している人はぜひご覧ください!
それでは日立の洗濯機”ビートウォッシュ”が売れている理由をお話ししていきます。
①ビートウォッシュの性能について
まずは、ビートウォッシュの性能についてお話していきたいと思います。
ビートウォッシュシリーズについて、それからお店でよく説明される「洗浄力」「自動お掃除機能」についてお話ししていきます。
<白い約束とビートウォッシュ>
日立の縦型洗濯機には2つのシリーズがあるのをご存じですか?
ひとつは”白い約束”シリーズで、もうひとつが今回ご紹介します”ビートウォッシュ”シリーズになります。
これは日立の中でインバーターが搭載されているかどうかで分けられています。白い約束が「ノンインバーター」でビートウォッシュが「インバーター」です。
インバーターのあるなしで電気代・水道代・運転音・運転時間と言った違いがあります。
日立の7kg同士で比較してみましょう。
まずは電気代・水道代について
ランニングコスト | ”白い約束” NW-70G(ノンインバーター) | ”ビートウォッシュ” BW-V70G(インバーター) |
1回あたり電気代 | 約3.2円 | 約1.2円 |
1回あたりの水道代 | 約27円 | 約21円 |
1回あたりの 水道光熱費合計 | 約30.2円 | 約22.2円 |
1回あたりの差額 | 約8円 |
1回あたりの差は8円ですが、7年間使用すると・・・
約8円×365日×7年 = 約20,440円の差になります!
次に運転音と運転時間についてもみてみましょう。
”白い約束” NW-70G(ノンインバーター) | ”ビートウォッシュ” BW-V70G(インバーター) | |
運転音(洗い/脱水) | 41/46dB | 32/38dB |
運転時間(標準コース) | 43分 | 32分 |
「白い約束」の脱水時の音は、アパートであれば深夜に洗濯機回すのはやめよう、ってなるレベルです。一方でビートウォッシュは深夜に洗濯機回しても大丈夫!という感じです。
ラインアップとしても、白い約束は5kg・7kgの2種類ですが、ビートウォッシュは7kg~12kg、乾燥機能付きビートウォッシュも8kg~12kgと幅広く機種があり、製造メーカーの日立もビートウォッシュに力を入れていることが分かりますね!
では、次にお店でよく説明される「洗浄力」と「自動お掃除機能」についてです。
洗浄力について
日立のビートウォッシュをおすすめする店員さんの大半が口にするのが「洗浄力が日立は良いんです」というフレーズです!
洗濯機なんで汚れ落ちの良い洗濯機が欲しいのは当然ですよね!
日立のビートウォッシュは洗濯機本来の役目である「洗浄力」に徹底的にこだわりながら、「節水」を可能にした洗濯機なんです。
ポイントは”パルセーター”と”循環シャワー”です。
一般的に縦型洗濯機は、洗濯機の中を覗き込んで見える”パルセーター”と呼ばれる底の部分の回転によって、渦巻き回転を起こし水流を発生させ、衣類同士を摩擦させることで汚れを落としていきます。
しかし、近年では各メーカー、節水性の高いものが多くなっており、そのため、水が少ないと渦巻回転による水流だけでは、衣類をかき混ぜにくい状態になっています。
それを補うために、各社このパルセーターに様々な工夫がされています。
日立のパルセーターは”ビートウィングX”と呼ばれるものを採用しており、特徴は凹凸をおさえることで、衣類への痛みを軽減させながら、衣類を上下にかき混ぜられるような構造になってます。
プロの料理人が中華鍋をめちゃくちゃ振りながらチャーハンを作るところをイメージしてみてください。あんな感じで「しっかり衣類を上下にかきまぜる」ということをこのパルセーターで実現しているんです!
もうひとつ、日立の洗浄力を語るうえで欠かせないのは”循環シャワー”です。
昔の洗濯機は、たくさんの水を使用していたので、洗いの時も衣類より上に水面があるのは当たり前でした。
しかし、近年の洗濯機は節水型ということで、水位を手動設定しない「標準自動コース」の場合、洗濯機の中で衣類の一番上より水面の方が低い場合もあるんです・・・知ってましたか!?
衣類から落とした汚れは、基本的に水面に浮く性質なのですが、節水型は水面が衣類より低くなっている場合もあり、落ちた汚れが衣類に再付着しやすい状態になるんです・・・。
それを防ぐために各メーカーは、洗濯槽の上から循環シャワーをかける方式を採用してます。
日立の場合は、この循環シャワーを”ナイアガラビート洗浄”といって、大流量・広範囲に上から循環させるのが特長になってます。パナソニックであれば「パワフル立体水流」、東芝は「大流量シャワー」って名前です。
日立がすごいのは、この循環シャワーの水量が他メーカーの4倍はあるそうです。
家電量販店ではこの水流を店頭用でデモンストレーションしているところもありますので、メーカー毎に比較して実際に見てみてください。確かに!ってなると思います。
秘密はさっきのパルセーターにあるのですが、パルセーターの裏面(底の裏側)に羽がついており、これで水をしっかり洗濯槽の上にかきあげて、大流量の循環シャワーを実現しています。
体や髪を洗う際にもシャワーの水量や水圧は気になるところですよね?例えばシャワーの水が出る穴が5個しかなくてチョロチョロ水が出るのと、穴の数が20個で勢いよく水が出るのでは、どっちが汚れ落ちますかね?
それと一緒で、たくさんの水を洗濯槽の上から広範囲にしっかり衣類にかけることで、汚れ落ちをよくしてるんです!
”パルセーター=ビートウィングX”と”循環シャワー=ナイアガラビート洗浄”で洗浄力にこだわっているビートウォッシュについて知ってもらえましたかね?
ちなみに参考までに循環シャワー方式を採用している各社の標準コース水量の比較です。
日立 | パナソニック | 東芝 | |
各社 インバーター機種 | BW-V70G | NA-FA70H9 | AW-7DH1 |
標準水量/水道代 | 86L/約22円 | 92L/約23円 | 109L/約27円 |
日立は洗浄力には自信を持ってるので、循環シャワー方式の洗濯機の中でも一番少ない使用水量でも洗浄力が凄いんです!
自動お掃除機能
日立のビートウォッシュでほとんどの販売員が説明する機能が「洗浄力」と、もうひとつ、洗濯槽の「自動お掃除機能」です。これもビートウォッシュ全機種共通機能になります。
「自動お掃除機能」は毎回の洗濯の脱水の前に、洗濯槽をすすいで、洗濯槽の汚れを落とす機能です。
今ではほとんどのメーカーに搭載されている機能ですが、これをいち早く取り入れたのが日立のビートウォッシュでした。
なので、そのイメージから「自動お掃除=日立」みたいな感じで、みんな説明するんですよね!
今ではどのメーカーにもついている「自動お掃除機能」ですが、日立が他のメーカーと違う点があります。
日立以外のメーカーは、自動お掃除に「すすぎ」や「脱水」の水を使用するのですが、日立の場合は、すすぎの後に新しい水道水に入れ替えて、キレイな水で洗濯槽を洗浄するということです。
日立は「すすぎ」の水は洗剤や柔軟剤の残りカスも含まれていると考え、キレイな水道水で洗濯槽を洗浄することにこだわっているようです。
どのメーカーも、洗濯槽のクリーニング剤を使用しての槽洗浄の実施目安を取説に「1ヶ月に1回」と記載しています。
しかし、日立だけは自動お掃除機能を使用した場合の槽洗浄の実施目安を取説に「3~4ヶ月に1回」と記載しています。
普段のお洗濯で洗濯槽を自動お掃除できているので、槽洗浄の回数を減らしても大丈夫!と自信があるんですね~。
ちなみにこの機能は初期設定はOFFになっており、お客様によって設定を入れる形になります。
自動お掃除の1回あたりの追加水量は洗濯機の容量によりますが、6L~9L(約1.5円~2.3円)です。(年間約550円~約840円)
槽がキレイにはなるけどもプラスで水道代がかかっちゃいますね・・・。
でも、300円くらいのクリーニング剤を使って毎月、槽洗浄コースをするのと、「自動お掃除機能」を使って、3ヶ月に1回の槽洗浄コースするんだったら、最終的には「自動お掃除機能」のほうがお得ですね!
以上、日立のビートウォッシュについて、「インバーター搭載」「洗浄力」「自動お掃除」について紹介しました。
②販売店側がおすすめする理由とは?
次は販売店側からの視点でなぜ日立の商品をおすすめするのか?をお話ししたいと思います。
<短い説明で売りやすい>
さきほどのご紹介の「洗浄力」「自動お掃除」この2点だけ説明している人も少なくないです。
機能の性能はもちろんですが、日立=モーターが良いというイメージが、中高年世代の方を中心に浸透しているので、説明に説得力が出やすく、売れるまでの時間が比較的早く売りやすさに繋がっているんですね!
特に説明ポイントがない洗濯機だと、説明時間がダラダラ長くなり、結局売れないってのは、販売員が一番嫌なパターンなんですよね・・・。
販売員自身が使用している・使用したことがあるから
お店の販売員で、実際に日立のビートウォッシュを使用している、もしくは使用したことがある販売員はかなり多いです。(家電の虎調べ)
実際に使用したことがあれば、使用方法など説明しやすく、説得力が増しますので、説明しやすいし、おすすめしやすいってのがあると思います!
お店の「重点取り組み商品」になっている
これはメーカーと量販店の裏側のお話しになるますが、「ビートウォッシュ=利益の取れる商品」になっているということです。
ビートウォッシュは販売台数も多いので、当然、量販店のバイヤーも仕入れ原価を下げる要望をします。メーカー側もそれだけ販売してもらえるんだったら原価下げますよ!となります。
なので、同じ販売価格の洗濯機でも、日立のほうが仕入れ原価が低ければ、お店にとって利益が取れる=たくさん売りたい「重点取り組み商品」になります。
「重点取り組み商品」になると・・・
・商品の展示位置がお客様の目につきやすい位置になる。
・チラシへの掲載回数が増える。
・多少値段下げても利益取れるので、表示売価を下げたり、値引きに対応しやすい。
こういった形で、更に販売員が日立をおすすめしやすい環境ができていくのです。
お客様にとっても性能が良い洗濯機が安く買えるので、お店・メーカー・お客様とみんなが得する好循環が起きているんですね!
でも、結局が商品の性能が伴っていないと、たくさん販売してもお客様からクレームの嵐になりますし、お店の信用を下げることになりますよね?
次は、実際のお客様からの評判や口コミをみていきましょう。
➂お客様からの評判が良いところ、口コミの内容など
3月1日に日経新聞にこんなニュースが出てました。
”日立タテ型洗濯機「ビートウォッシュ」が累計出荷台数1,000万台を達成”
(https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP627489_R00C22A3000000/)
日立は2004年からビートウォッシュシリーズを販売しているのですが、お店側の意見としは、リピーターがとても多い印象です。
ビートウォッシュを使用していたから、そのまま不満もないのでビートウォッシュへの買い替えという感じになるお客様を実際によく目にします。
だからこその累計出荷1,000万台なんですね!
実際にビートウォッシュを使用されている方の評判・口コミでは、
・泥汚れやケチャップなどの汚れが落ちた
・自動お掃除機能がいい
・本体表面がガラストップでお掃除しやすい
・スイッチ類が前面にあって操作しやすい
などがありましたが、評判・口コミの中で特に多かったのが、この3つでした。
・音が静か
・糸くずフィルターがお掃除しやすい
・洗濯物がからまってなくて取り出しやすい
「音が静か」というのは主に、「ノンインバーター」からの買い替えの方の意見ですね!
「糸くずフィルター」については、2年前のビートウォッシュから、布タイプのフィルターではなく、プラスチックのメッシュタイプに変更になってます。
ゴミが溜まっているかもケースが透明になっているので一目でわかり、スライドさせるだけでゴミが取れる仕様になっており、これによって普段のお手入れがすごく簡単になってます。
「洗濯物がからまっていなくて取り出しやすい」これはビートウォッシュ全機種に「ほぐし脱水」という機能がついており、洗濯終了後にからまって取り出しにくい・・・なんて事が起きないようになってます。
ちょっとしたことですが、こういったストレス軽減になる機能はうれしいですよね!
基本性能の洗浄力などはしっかりしつつ、使い勝手部分を進化させることが、長年愛される人気モデルになっている秘訣なのかもしれませんね!
まとめ
それでは本日のまとめです。
どこのお店でもビートウォッシュをおすすめする理由はなぜのか?ということですが、
ビートウォッシュは、
①インバーター搭載で節水タイプながら洗浄力にこだわった商品で
洗濯槽の清潔さも商品のポイント。
②お店が説明するのは、売りやすいから・売ることで利益が出やすい商品だから、
「販売台数が伸びる⇒原価が下がる⇒売りやすい」の好循環が起きている
➂購入したお客様の満足度が高いので、リピーターも多い、
結果またビートウォッシュが売れるという好循環が起きている。
ビートウォッシュはお客様、お店、メーカーで「WIN-WINーWIN」が起きていると言えますね!
今回ご紹介したポイントをビートウォッシュ購入ご検討されている方はお役立て頂ければと思います!
それでは、本日はここまでになります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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