いらっしゃいませ、家電の虎です。
ドラム式洗濯機でパナソニックのNA-LXシリーズの4機種は値引きなしの指定価格商品というのはみなさんご存知の方が多いと思います。
以前までは値引きできないならいらないやという意見が多かったんですが、ここ最近は結構売れているんですよね。
そこで今日はパナソニックのドラム式洗濯機がなんで値引きできないのに売れてるのか?
価格で迷っている人はぜひご覧ください!
価格以上の価値⁉LXシリーズの特徴
値引きできないのにパナが売れている理由とは、ずばり価格以上の価値があるからです!
その価値とはパナの洗濯機の特徴でもある、高い洗浄力・乾燥力・清潔性にあります。
パナの高い洗浄力は、泡を使って汚れを落とす「泡洗浄」と一定温度をキープできる温水機能にあります!
CMでもよく見る「泡洗浄」、名前の通り洗浄液を泡立てることで落としにくい繊維の奧に入り込んだ汚れを落とすことができるんです。
LXシリーズもこの泡洗浄で汚れを落としていくんですが、温水機能もついているんですよ!
洗浄液を温めることで効果をアップするこの機能は、他のメーカーのドラム式でも使われていますが、パナは温水専用のヒーターがあるのが他と違うポイントなんです。
他のメーカーの温水機能はというと、シャワーやミストを衣類にかけることによって洗浄液と衣類を温めます。
パナは専用ヒーターを搭載していることで洗浄液全体と衣類を温められる上、設定された温度を一定にキープすることができるんですよ!
温水は洗剤の活性化を、泡は繊維の奧まで洗浄成分を届けるので高い洗浄力が実現しています!
汚れ落ちがすごい洗濯機でも、乾燥能力がイマイチだと台なしですよね。
パナの乾燥機能はヒートポンプ乾燥を採用していて、その能力値も高いんです!!
時短で省エネ、かつふんわりとした仕上がりになるんですよ~!
ドラム式の乾燥方式はヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥の2種類あります。
ヒーター乾燥は髪をドライヤーで乾かすときのように高温の温風で乾かしていきます。
こちらのメリットは本体価格が安く抑えられることです。
仕上がりもカラッとしているんですが消費電力が大きく、温風の温度も高いため洗濯槽内が熱くなってしまいそれが冷めるまで待つ必要があります。
一方のヒートポンプ乾燥は約65℃前後と低めの温風で乾かしていきます。
ヒートポンプ乾燥の仕組みはエアコンと同じように空気中の熱を集めて利用するので、消費するエネルギーも少なく済むので省エネ性能が高いんですよ!
ちなみになんですがここ数か月、電気代がものすごい跳ね上がっていますよね。
家計に大打撃が出ている方も多く、そうした背景からより省エネ性能が高い家電が売れているんです!
ヒートポンプ乾燥とヒーター乾燥でどのくらい変わってくるかというと、ヒーター乾燥で代表的な日立のBD-STX120HLとパナのNA-LX129Bとで比べるとその差は歴然です。
BD-STX120HLの洗濯から乾燥まで運転した場合、かかる電気代は約49円なのに対しNA-LX129Bは同じ条件で約28円!
約21円ほど変わってくるんですよ~。
毎日乾燥機能を使うご家庭であれば、この差は大きいですよね!
清潔性に関しても、お客様の「その機能欲しかったんだよね!」が搭載されています。
1つ前のLXシリーズLX129Aから搭載された「窓パッキン自動おそうじ機能」は、その最たるものです。
ドラム式洗濯機って、窓の内側にパッキンがあるんですがここに糸くずや洗剤の残りかすといったような汚れが溜まっていくんですよ。
洗濯機の定期的なお手入れをしていても「なんか臭いな?」と思うとここに汚れが溜まっていた…なんてこともあるんです。
なのでまめなお手入れが必要だったんですが、パナはそのお手入れを楽にしてくれたんです!
毎回の洗濯の際にパッキン内側にも水を流して、糸くずや洗剤かすを流してくれるんです。
これ、お客様側で何か操作する必要一切ないんですよ!
この機能はかなり好評でして、他メーカーと悩まれているお客様の決め手になることもあるんです。
この他にも、お手入れ機能が充実しているのがパナの特徴。
日々のお手入れでは外側の洗濯槽の汚れを落とす自動槽洗浄に、ナノイーXを使った槽のカビ菌除菌、槽内に残った水分を飛ばすことでカビの発生原因をなくす槽乾燥が搭載されています。
定期的なお手入れでは、お手入れのタイミングをお知らせしてくれる機能や温水によるカビ抑制コース、洗浄剤を使った槽洗浄コースもあります。
めちゃくちゃカビ対策に力が入っているんですよー!!
日々のお手入れでは最初の設定さえすれば、お洗濯毎に自動槽洗浄・槽乾燥運転が入ります。
パナのドラム式は洗浄力・乾燥力以外に清潔性にもこれだけ力が入っているからこそ、価格が高くても性能がいいものを求めるお客様に響いているんです!
他メーカーとの違いを比較
パナのドラム式のスペックご紹介させていただいたところで、日立・東芝・シャープの大手3メーカーとのそれぞれの違いを解説していきます。
日立との違い
先ほど省エネ性能のところでご紹介したように、ヒーター乾燥で代表的なメーカー日立。
22年度モデルは乾燥フィルターをなくし、糸くずフィルター1つにまとめてお手入れの手間が減っています!
乾燥フィルターがなくなった分、容量を増やした糸くずフィルターのお手入れは1か月に1回でOK。
フィルターのお手入れに関してはどのメーカーよりも楽になっています!
パナは東芝やシャープ同様、乾燥・糸くずの2つのフィルターを採用していますが、乾燥フィルターは糸くずやホコリが取りやすいステンレス加工。
糸くずフィルターはお湯か水を張った桶の中に入れて振れば簡単にゴミが取れる形状になっています。
フィルターのお手入れの回数が減らせるのは日立、お手入れしやすいのがパナといったところですね!
東芝との違い
日立とは対照的に、パナと共通点が多いのが東芝です。
東芝はパナと同様、泡を使った洗浄方法とヒートポンプ乾燥を採用しています。
泡を使った洗浄といっても、東芝はウルトラファインバブルとマイクロバブル、大きさの異なる2つの泡を使っているところがパナと異なる点です。
ウルトラファインバブルという、ごくごく小さな泡が衣類の奧に入り込んで汚れを浮かせます。
そうして浮いた汚れの衣類への再付着を防いでくれるのが、マイクロバブルです。
この2つの泡を上手く使い分けているのが東芝の洗浄力なんですよ!
さらに洗濯に使う水は、洗濯機内部に搭載されたAgプラスの抗菌ビーズによって銀イオンが溶け込んだ抗菌水になっています。
この抗菌水で洗濯することで、洗うたび衣類が抗菌されて雑菌が増えるのを防いでくれるんですよ~。
似ている2社ですがお洗濯毎に衣類を抗菌・UVライトで除菌するのが東芝、ナノイーXで衣類の除菌ほか花粉の抑制、消臭が行えるのがパナといった違いがあります!
シャープとの違い
シャープといえば、プラズマクラスターを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
さらに、パナはナノイーXを出していますし違いを教えてほしい!といったお客様も多いです。
どちらもイオンであることは同じですがそれぞれの持つ水分量と「静電気抑制」ができるかできないかが違いとなってきます。
どちらのイオンとも、水分を持っているんですがナノイーはイオンが水につつまれているような状態にあるのに対してプラズマクラスターは水滴を纏っているような状態にあるんです。
水に包まれているナノイーXのほうが空気中での寿命が長いんです!
ただ、プラズマクラスターは静電気抑制の効果があり、冬には大変重宝できる存在でもあるんですよ。
ナノイーXには静電気抑制の効果はないため、衣類の静電気も抑制したいなというお客様はシャープのドラム式を検討してみるのもアリだと思います。
このほか、シャープとパナソニック乾燥方式も異なっています。
シャープは独自の乾燥方式「ハイブリッド乾燥」を採用しています。
このハイブリッド乾燥、メインはヒートポンプを使って乾き具合に合わせてヒーター使うことで省エネかつ乾きムラを抑えながら乾燥させることができるんです!
シャープのドラムは7つものセンサーが搭載されているんですが、この中の湿度センサーと温度センサーが衣類の乾き具合を見て乾かしすぎを防いでくれるんですよ。
そのため余分な電気代を抑えることができるんですね。
ES-X11Aにおける、洗乾1回あたりにかかる電気代は約19円!
乾燥まででこの金額は家計に有難いですよね!
ただ、シャープは洗濯11㎏乾燥6㎏と他のメーカーと比べると洗濯容量が少なめ。
シャープとパナで検討するなら、容量やナノイーX・プラズマクラスターの違いから決めるのがおすすめです!
ドラム式洗濯機LXシリーズはどんな人におすすめ?
パナの特徴、各メーカーとの違いをお話してきたところで、パナのドラム式はどういった方におすすめなのかご紹介してきますね!
乾燥を毎日使いたい人
パナソニックのドラム式はやっぱり乾燥機能が優れています!
ネットの口コミやレビュー、実際にお店で接客を受けた際も販売員からそのように言われる機会が多いのではないでしょうか?
乾燥機能は毎日使いたいという人や、乾燥機能を重視する人であればパナのドラム式はおすすめです。
ヒーター乾燥と比べて節水性・節電性も高いですし、乾燥時間も短めです。
ちなみに、パナのドラムは乾燥運転の途中でもドアを開けて中の衣類を取り出せるんですよ。
一緒に洗ったけど乾燥で縮むのが心配な衣類を取り出したり、乾きやすい衣類を乾燥運転の途中で取り出したりすることができます!
頻繁に洗わない衣類でも楽にお手入れしたい人
ナノイーXは洗濯槽の除菌だけでなく、普段洗わない衣類の除菌や消臭といったお手入れにも使えます!
アウターやスーツ、帽子といった衣類にお使いいただくことができるので毎回クリーニングに出す手間が省けます。
またこの時期ですと花粉が酷くなってくる季節ですよね…!
そういったときに活躍するのが、ナノイーXの花粉コース。
ナノイーXであれば花粉の抑制にも使うことができますよ。
まとめ
価格は高いものの、それだけ高い性能を備えたパナソニックのLXシリーズ。
様々な機能が充実していると使いこなせないかもと不安になるかもしれませんが、使いやすい機能から徐々に使える機能を増やしていくことで今まで家事にかかっていた時間を減らすことができるはずです。
また価格交渉はできないものの、発売当初と比べると価格が下がってきています。
性能面でも良いドラム式を考えている人は、是非LXシリーズも検討してみてくださいね!
最後までご視聴いただき、誠にありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。