スポーツの撮影や自転車やバイクなどの乗り物に搭載して動画の撮影ができるアクションカメラ。小型なのでどんなものにも設置ができるのが人気のポイント。
動画投稿サイトなどでもだいぶ普及してるのが伺えます。ただ、どの機種がいいかっていまいち分からない人もいますよね?
そこで今回はアクションカメラのおすすめ、アクションカメラの基礎と選び方を解説していきます。
【基礎編】アクションカメラとは?
アクションカメラとは、主にアウトドアスポーツ中の光景を撮影することに特化した小型のデジタルビデオカメラのことです。
自分の体や自転車、車、バイク、サーフボードなどに取り付けて、通常では撮影することが困難な臨場感のある映像を撮ることが出来ます。
アクションカムやウエアラブルカメラとも呼ばれています。
ただ小型というわけではなく、アウトドアでの激しい仕様を想定しているので防水機能があります。
こういう説明ではわかりにくいと思うのでいくつか例えを出します。
私はアイドルの欅坂46が好きなんですが欅坂46の番組で遊園地でロケをして絶叫マシンに乗っていたことがあります。その際、メンバーの表情を撮影するために使われていたのがアクションカメラです。
ヘルメットに一脚のようなアームを付けてカメラを顔に向けて撮影していました。
モータースポーツやカーアクション映画などで、タイヤのすぐ近くで撮影した映像がありますが、あれもアクションカメラによって撮影されたものです。
大型のドローンによる空撮においてもアクションカメラが用いられています。
これらの例えの通り、アクションカメラはとても万能なビデオカメラです。
4K映像を撮影できるものも多くラインナップされており高画質な映像を撮れるようになっており、映画やテレビなどの現場でも活躍しているプロ御用達のカメラです。
バイクやサーフィンをやらない方からしたら「アウトドアスポーツなんてやらないし使い道ないよ」という感じかもしれませんが、工夫次第でいろんな遊び方があります。
動物専門のカメラマンはアクションカメラをラジコンバギーに着けてライオンやイノシシなどに近づいて撮影しています。
とにかく可能性が無限大なのがアクションカメラです。
アクションカメラの購入前に確認すべきポイント
近年YouTube等の動画共有サイトの流行で誰でも動画を世界に公表できるようになり、誰もが映像クリエーターになれる時代となりました。
アクションカメラを使った映像もたくさんアップされています。
アクションカメラといえば真っ先に思い浮かぶのは「GoPro(ゴープロ)」ですね。
もちろん「GoPro」はすごく良いカメラなんですが、他のメーカーがこの流行を無視するわけがなく、多くのメーカーがアクションカメラを作っていて、選択肢はたくさんあります。
チェックすべきポイントは大きく2つです。
ポイント
「画質の良さ」
「使いやすさ」
画質の良さについてですが
まず、
「動画の解像度」
これは迷わず4Kのものを選ぶべきです。
「フレームレート」
動画はそもそも写真を高速でコマ送りにしているようなものです。その1秒間のコマ数を表しているのがフレームレートです。
30fpsや60fpsが主流です。
30fpsより60fpsの方が動画が「ヌルヌル」動きます。ちなみに映画は基本的に24fpsで撮影されています。
「手ブレ補正」
デジカメやスマートフォンにも搭載されている手ブレ補正です。
これもあったほうがいいです。
「画角」
撮影できる範囲です。レンズによって決まります。
170°以上は欲しいですね。
続いて使いやすさについてです。
「アクセサリーの豊富さ」
アクセサリーとはアクションカメラを取り付けるために使う道具のことです。ヘルメットに付けたり、自転車に付けたり、サーフボードに付けたりできます。
自分の使い方に適したアクセサリーが販売されているかあらかじめ確認しましょう。
「タッチパネル」
アクションカメラは小さくボタン等を押しにくいです。
タッチパネルを搭載していれば操作性が高くなり使いやすくなります。
「頑丈さ」
アクションカメラは屋外で激しく使うので頑丈でなければいけません。防水、防塵、耐衝撃、耐寒等の性能を確認しましょう。
防水ケースなどのアクセサリーも販売している機種もあるので確認しましょう。
「使えるメモリーカードの容量」
最近の機種なら気にしなくても大容量カードが使える物が多いです。海外製の物や古い機種は確認したほうがいいです。
64GB以上のカードを使える物にしましょう。
「Wi-Fi機能」
スマートフォンとの連携機能も確認しましょう。
映像をスマートフォンの画面で確認したりできると便利です。
アクションカメラの選び方や画質の差は?
様々な性能のアクションカメラがあることはわかったと思います。
しかし結局どれを選べばいいのか? と疑問があると思いますが、それは「人それぞれ」です。
・何の映像を撮影したいのか
・どうやって撮影したいか(体に固定したり車両やボードにつけたり様々です。)
・どれほどの画質が欲しいか
それを考えて選びましょう。
例えば私の場合
・撮影したい映像
サーフィンの動画を撮りたい。
・どうやって撮影したいか
サーフボードに取り付けたい
・どれほどの画質が欲しいか
動画から静止画を切り出したりもしたいので高画質な4K
なめらかな映像が欲しいので60fps
それらの条件から見つけたカメラがこちらです
GoPro Hero6
CHDHX-601-FW GoPro GoPro HERO6 Black
サーフボードマウント
これを買えば4Kの綺麗な映像で自分のサーフィン動画を撮影できます。
こうやって自分の趣味に合ったカメラとアクセサリーを探しましょう。
続いて画質の差についてですが
こちらの図をご覧ください。
引用 http://smarvee.com/column/video-file-format/#prettyPhoto
これは動画の解像度の比較表です。
YouTubeで動画を見るときに画質の設定で「1080p」って文字を見たことがありますよね?
あれにすると綺麗な映像で見れると思います。あの画質が「フルHD」です。4KはあのフルHDの倍以上に綺麗です。
私はパソコンもテレビも4Kに対応していませんが今後4K対応のモニターを買おうかと考えています。スマホのみ4K対応の機種を使っています。
今後4Kが映像の主流となると思います。
ですので今買うカメラは絶対に4K対応機種がいいです。
アクションカメラのおすすめ2018
GoPro HERO6
CHDHX-601-FW GoPro GoPro HERO6 Black
解像度:4096×3072(4K)
防水性能:10m
手振れ補正:電子式
液晶モニター:2インチ、タッチパネル
ネットワーク:Wi-Fi、Bluetooth
言わずと知れたアクションカメラの定番「GoPro」シリーズの最新機種です。4K/60fps、1080p/240fpsの撮影に対応し、安定感抜群の滑らかな映像を実現しています。
「GoPro」シリーズの魅力はアクセサリーの豊富さです。
人気が高く業界スタンダードのようなものなのでこれを選んで後悔はしません。迷ったら「GoPro」でしょう。
しかし、「GoPro」だけ紹介していたらこの記事の意味がありませんね。「GoPro」はとても良い機種ですが、やはり少し高いです。
他のメーカーもたくさん良いカメラを作っているので紹介していきます。
GoPro HERO5
CHDHX-502 GoPro GoPro HERO5 Black
解像度:3840×2160(4K)
防水性能:10m
手振れ補正:電子式
液晶モニター:2インチ、タッチパネル
ネットワーク:Wi-Fi、Bluetooth
結局また「GoPro」じゃないかと思うかもしれませんがこれは型落ちとなった「HERO5」です。
フレームレートが4K/30fps、1080p/120fpsとなります。「HERO6」の二分の一ですね。他にもいくつかの性能で「HERO6」には劣ります。
電化製品は基本的に新機種が出れば安くなりますね。「HERO5」も例外ではなく安くなっています。
「HERO6」のスペックが必要でなければ「HERO5」が今買い時です。
Victure アクションカメラ
解像度:1080PフルHD
防水性能:30m
手振れ補正:光学
液晶モニター:1.5インチ
ネットワーク:なし
いわゆる「偽GoPro」です。中華アクションカメラです。
メリットは安さです。
意外にも付属品が充実しているのも魅力です。計25個のアクセサリが付いており、これを組み合わせることで、バイク・自転車・スキー・サーフィンなど、さまざまなアウトドアシーンに対応できます。
また、シガーソケットから給電することが可能であるため、ドライブレコーダーとして取り付ける人が増えているそうです。
写体が動いたときに録画を開始する「動体検知機能」を備えているので、防犯用グッズとしてもおすすめです。
安いわりに多彩なカメラです。
・4Kは必要じゃない
・とりあえずアクションカメラが欲しい
という方におすすめです。
パナソニック HX-A500
Panasonic ウェアラブルカメラ オレンジ HX-A500-D
解像度:3840×2160(4K)
防水性能:3m
手振れ補正:電子式
液晶モニター:1.5インチ
ネットワーク:Wi-Fi
カメラ部分が細長い形をしているので、耳の近くにつけるのに適しています。
動画撮影に強いパナソニックの製品なので性能も安心です。
頭につけられるのでほとんどのスポーツに対応できると思います。自分の目線を撮影できるのはおもしろそうですね。
SONY FDR-X3000
解像度:3840×2160(4K)
防水性能:防滴(同梱される専用のケースが必要)
手振れ補正:空間光学方式
液晶モニター:なし(リモートコントローラーに画面がある)
ネットワーク:Wi-Fi、Bluetooth
このカメラの最大の特徴は「空間光学手ブレ補正」です。この手振れ補正機構は以前からソニーのハンディカムに搭載されていたものです。
サイクリングなどの素早く動くスポーツで発生するブレを補正して、鮮明な映像記録を実現します。
「ライブビューリモコン」を使用することで、カメラを身に着けたりスポーツギアに装着しながら、手元で液晶モニターを見て画角設定ができます。
さらに、電源ON/OFFや録画スタート/ストップなどの基本操作だけでなく、上下反転やタイムラプス撮影といった詳細の設定変更やファイルの再生・削除もリモート操作で可能です。
カシオ G’z EYE GZE-1
解像度:1920×1080(フルHD)
防水性能:50m
手振れ補正:あり
液晶モニター:なし
ネットワーク:Wi-Fi
このカメラの形に見覚えありませんか?
そうですね。まるでG-SHOCKのようですね。
超頑丈な腕時計「G-SHOCK」を製造しているカシオが作ったアクションカメラです。G-SHOCKから引き継いだ、タフネス仕様はさすがです。
アクションカメラの中で一番頑丈だと思います。
[耐衝撃 落下4m] 衝撃・振動に強い
高所からの着地や激しい衝突・転倒を伴うシーンでの使用を想定し、落下や衝撃に耐える耐衝撃性能を実現。
[防水 水深50m] 激しい波に耐える
突然の雨でも、水の中でも気にせず使える。激しい波の衝撃を受けても浸水しない、独自の高気密構造を採用。サーフライドの勇姿もしっかり記録。
[防塵 IP6X] 汚れを気にしない
独自の防塵構造で、砂・塵をシャットアウト。ハードな環境での使用に応え、汚れたら水洗いも可能
[耐低温 -10℃] 寒さに負けない
-10℃の低温環境での動作に対応。ゲレンデやバックカントリーなどでの使用が可能。
ちなみにワニとサメに噛まれても大丈夫だそうです。
「G-SHOCK」は人間が生きられない環境でも動き続けますが、「G`z eye」もそこは同じなようですね。
記事を書きながら欲しくなってきてしまいました。やっぱりタフなアイテムは興奮しますね。
ニコン KeyMission360
解像度:4KUHD
防水性能:30m
手振れ補正:なし
液晶モニター:なし
ネットワーク:Wi-Fi、Bluetooth
カメラボディーの両面に撮像素子とNIKKORレンズをそれぞれ搭載し、カメラを中心に水平方向と垂直方向の全方位360°の撮影が可能となっています。
撮影した画像はカメラ内で合成し、美しい360°映像として保存できます。スマートフォンでVR映像として再生することもできます。
スカイダイビングとかするときにヘルメットにつけて撮影したりするとおもしろそうですね。VRで撮影後に疑似体験できるのが楽しそうです。
SONY DSC-RX0
DSC-RX0 ソニー デジタルカメラ「Cyber-shot DSC-RX0」
解像度:1920×1080(フルHD)
防水性能:10m
手振れ補正:なし
液晶モニター:1.5インチ
ネットワーク:Wi-Fi
これはアクションカメラではありません。ソニーのコンデジのRXシリーズの小型機です。基本的にはスチルカメラですが、フルHD動画を撮影できます。
防水機能もあり工夫次第でアクションカメラとして使えます。
また、最高960fpsのスーパースローモーション機能を搭載し、最大約4秒まで撮影できます。
「RX100」シリーズと同じように画像処理エンジン「BIONZ X」と、メモリー一体1.0型積層型「Exmor RS」CMOSセンサーを搭載しています。
なお、動画の解像度についてですが、4K動画記録対応の外付けレコーダーを使用することで4K動画を撮影できるようです。
MUSON(ムソン)アクションカメラ
解像度:4608*2592(4K)
防水性能:30m
手振れ補正:あり
液晶モニター:2インチ
ネットワーク:Wi-Fi
こちらも「偽GoPro」です。聞いたことないメーカーで不安に思うかもしれませんが高いレビューがたくさんついています。
スペックだけみても4Kが撮れて30m防水、Wi-Fi対応と十分な性能です。
1万円以下で4Kアクションカメラが手に入るのは嬉しいですね。
アクションカメラを試しに買うって意味では良い選択肢ですね。
アクションカメラの楽しい使い方
アクションカメラを持っていてもアウトドア撮影に使わないと意味が無いです。
アクションカメラのおすすめの使い方を紹介します。
マリンスポーツ
アクションカメラの防水性能を活かせるのがマリンスポーツですね。
マリンスポーツと聞いて思い浮かぶのはやはり「サーフィン」ですよね。
しかし、サーフィンなんてなかなか始められないですよね。
サーフボードは高いし大きいし・・・
「でも、なんかマリンスポーツやってみたいな」
って方には、これらがおすすめです。
ボディボード
ボディボードとは、1970年代初めにハワイでトム・モーリーによってサーフィンよりもっと手軽に波乗りをしたいと考案・開発されたもの。合成樹脂で作られた小型のボードに腹ばいになって波乗りを楽しむマリンスポーツです。
ボードの上に上半身をのせ、体重移動によってボードを操作し波乗りをします。海の家で貸してくれたりもしますね。
ボディボードはボード自体が小さく推進力が弱いため、フィン(足ひれ)をつけて行います。
ボディボードでは腹ばいになって低い視線からサーフィンと同じくらいのスピードで波乗りをするため、体感スピードが倍以上になって爽快感たっぷりにライディングを行うことができます。
水面ギリギリを体が滑って波と一体化するのが醍醐味です。
ボディボードはリュックにしまうことができます。
価格もサーフボードに比べると安く、始めやすいスポーツです。
アクションカメラを使うと臨場感のある映像が撮れそうですね。
ツーリング
となかなか始められる趣味ではないですね。
バイクは維持費もかかるし免許を取らなきゃ乗れません。しかし、自転車ならだれでも乗れます。自転車で旅することも「ツーリング」と呼ぶんですよ。
自転車のハンドルにアクションカメラを付けて知らない街を旅するのは楽しそうですね。
スケボー
スケボーもスピード感があるのでアクションカメラで撮影すると楽しい映像を撮れそうですね。スケボー専用の公園もあったりするので、ルールを守って安全に遊びましょう。
ボルダリング
ボルダリングって室内スポーツじゃないの?って思う方も多いことでしょう。ジムでやるものって印象が強いと思います。
ボルダリングとはそもそも、フリークライミングの一種で最低限の道具(シューズとチョーク)で岩や石を上るスポーツです。その練習のために屋内施設があります。
ボルダリングジムで練習をして外岩を目指しましょう。東京都青梅市の御岳には初心者でも登れる岩が多数あります。御岳駅近くのショップに予約をすればマットを借りることができます。
駅から歩いて移動して登れる岩はここだけです。
スカイダイビング・バンジージャンプ
これらは簡単に始められるスポーツではありませんが、旅行に行ってやることがあるかもしれません。その時にはぜひ、撮影しましょう。
貴重な経験は映像に残すべきです。
あとで見たとき絶対に面白いですよ。
レーシングカート
レーシングカートは本格的に始めるとめちゃくちゃお金がかかります。しかし、ほとんどのサーキットにはレンタルカートという貸し出し用の車両があります。
車高が低く、運転席もむき出しなので体感スピードはすごい速いです。友達とみんなで行ってレースとかもできます。
本物のカーレースはなかなかできませんが、カートでなら手軽に楽しめます。
まとめ
アクションカメラ楽しそうですね。
カメラの購入を機に趣味も増えそうです。
この記事を書きながら私もワクワクしてきました。
これからヨドバシカメラ秋葉原に行ってアクションカメラを眺めてきます。