いらっしゃいませ、家電の虎です。いつもご視聴ありがとうございます!
今日はタイトルの通り、家電はどっちで買った方がいいかお話しをしていきます。
店員だからお店で買った方がいいですって言うんでしょと思いますよね?
ネットで買うべき家電も実はあるんです!お店で買うべき家電、ネット通販で買うべき家電をご紹介します。
【ネット通販で買うべき・買ってもいい家電】
長く家電量販店の店員をしているとお客様の持っているスマートフォンで、色々なネット通販と店頭の価格や口コミを確認しているお客様で店内は溢れかえっています。
もはや10人中9人はネット通販価格を見ていると言っても過言ではないでしょう。
その中で、この商品群だけは店頭でどうしてもそのネット通販価格に合わせてしまうと、大幅な原価割れとなってしまい、お断りをしているカテゴリーをご紹介したいと思います。
その最たるものが、イヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器でしょう。
その他、43インチ以下の中・小型のテレビなんかも自分で運んで持ち上げて設置ができるので、問題はないでしょう。
これらも店頭価格よりネット価格の方が安いことがほとんどです。
あとは、パソコンやパソコンの周辺機器(プリンター、外付けハードディスク、無線ルーター、外付けドライブ)、タブレットケース、タブレット・スマホの液晶保護フィルムなどもネット通販で購入しても問題はないでしょう。
そして経験上のお話しとしては、僕はアップルウォッチを身に着けているのですが、店舗にはアップルウォッチ関連のバンド、保護フィルムは品揃えが少ないのですが、ネット通販には無数の種類がありますので、僕はネット通販で調達していました。
その他、特に設定や設置が不要な家電なんかもネット通販で購入しても問題ないかと思います。例えば、シェーバーやドライヤー、バリカン、脱毛器などの理美容器具。
そして、体脂肪計や血圧計、電動歯ブラシやネックマッサージャー最近流行りのマッサージガンなどのような各種マッサージ機。
それから電気シェーバーのアルコール洗浄カートリッジや、電動歯ブラシの替えブラシのような関連商品などもわざわざ家電量販店でなくても手に入るものは、案外ネット通販の方が価格は安く、家電量販店には置いていないような種類のものが掲載されていたりも見受けられます。
あと考えられそうな生活家電では、圧力鍋やミキサー、フードプロセッサーやオーブントースター、ネスカフェバリスタやドルチェグストのようなバラエティに富んだコーヒーメーカーなんかも特にはネット通販で問題はないと思えますね。
まとめると、ネット通販で購入しても問題ない家電として挙げられるのは、パソコンやパソコン周辺機器、などが挙げられるでしょう。
自分で設置、設定ができるのであればテレビとブルーレイレコーダー、ホームシアターなどのオーディオ機器なんかも家電量販店よりもネット通販の方が安く手に入ることがあります。
その他、だいたい3万円以内くらいで購入ができそうな調理器具や理美容・健康器具などもネット通販でよさそうですね。
【家電量販店で買うべき・買ってもいい家電】
エアコン
反対に実店舗で買うべき家電のナンバー1は、なんと言っても「エアコン」でしょう。
せっかくネット通販で安く購入できたのに、エアコンを取り付けるために、追加で多額の工事費を請求された!なんて話しも聞きます。
これは決して詐欺めいた悪徳業者に騙されたという訳ではなく、設置場所の近くに専用コンセントがあるかどうか?室外機の置き方は床置きかどうか、などご自宅の状況次第で追加工事費は大きく変わるのです。
こういったトラブルは実店舗であれば、事前にどのくらいの追加工事費がかかるのか明確にできますし、時期にはよりますが、現在付いているエアコンの取り外しが無料、配管カバー2m無料といったキャンペーンも行っていますので、エアコンは家電量販店で購入するべきでしょう。
大型家電のテレビ、冷蔵庫、洗濯機
その他にも、65インチ以上のTVや、3ドアを超える容量の冷蔵庫や、ドラム式洗濯機といった大型家電も実店舗で購入した方がいいでしょう。これらの家電は、お客様のご自宅に搬入と設置ができるかが重要なポイントになります。
ご自宅の環境によっては、クレーンなどを使わないと搬入できない可能性もあるので、値段と性能だけを見てネットで買うと失敗につながりやすいです。
加えて、大型家電を購入するときは転居でない限りは買い替えになると思いますが、
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機、エアコンに関しては、不要となる場合お金を払ってリサイクルの手続きをしなければならない。と、リサイクル法で定められています。
家電量販店であれば、配送・設置の際に、リサイクル券を提示することで、ついでに不要となった家電を回収してくれるサービスがあるのです。これは大いに活用すべきですよね。これはネット通販ではできないサービスの一つでしょう。
レンジ、クリーナー、炊飯器
あと、ネット通販でなく家電量販店で購入をおススメできるのは「アフターサービス」が「無料」で付いてくるカテゴリーの「中級機種以上の」商品は、家電量販店で購入した方がいいと断言できます。
具体的には、ダイソンやシャークに代表されるようなコードレススティッククリーナー。
シャープのヘルシオや、東芝の石窯ドームなどのオーブンレンジ。
象印の炎舞炊きやパナソニックのWおどり炊きなどの炊飯ジャー。
これらに関する共通のアフターサービス、それが「無料長期保証」ですね。
こういったアフターサービスというのは、ネット通販ではもちろん、有料での加入となりますし、家電量販店の通販サイトでも実店舗よりも短い保証期間ということは結構あるためです。
考えてもみてください?電化製品に絶対的なものはないのですよ?
3万円も5万円もするような高級家電が、実店舗よりも数千円安いからとケチって、ネット通販で買ったはいいけど、不具合が起きて、購入先の通販サイトに問い合わせをしても「電話は直接メーカーにお願いします!」などとたらい回しを食らうこと。
実は結構そう言った話しはよく聞きます。でも、それが購入先が家電量販店なら?直接
メーカーに電話することなんかなく、店舗に問い合わせしますよね?それがネット通販ではできなく、家電量販店じゃないとできないことなのです。
あとネット通販で購入しても問題ないと言いましたが、「お試し」できるような小型家電は家電量販店で購入して欲しいと個人的には思います。そうでないと家電量販店が単なるショールーム化してしまうからです。
具体的には、各種マッサージ器は音や振動をお好みにできるか?とか、トースターには自分で食べるパンは何枚くらいはいりそうか?とか、ホットプレートなんかは家族人数分のお好み焼きが焼けるかな?
などはネット通販で試すことができないので、もしも家電量販店で庫内の広さなどを見比べたのなら是非とも家電量販店で購入をお願い致します。
なのでたとえネット通販の方が価格の面でとても安くても、家電量販店が存在するのは、ネット通販にはできない「実際に見て、手に取って触ってみて、体感できる」というのが家電量販店にしかできないサービス内容ですよね?
ただ、家電量販店でも原価ギリギリのところを攻めることによって、ネット通販より買える可能性があるのです。
それが1万円くらいの価格差であれば、トータル的に家電量販店の方が安くなる場合がかなりの確率であります。それはズバリ「配送内容」です。
ネット通販で購入をすると、実は宅急便と一緒の内容の事が多く、持って来て、段ボールから取り出すこともなく、玄関先に置いて終わり!
テレビなんかも20キロくらいあるから、配送・設置をお願いするとなると、家電量販店の方が5000円から10000円くらい安くなることが多いのです。
仮に同じ価格くらいになったとしても、家電量販店の保証期間はたいてい5年間の無料保証付きのところが多いでしょう。ネット通販ではたいてい1年間ですよね?
高額商品に1年間しか保証が付いていないのはとても心配ですよね?もしネット通販で購入し、5年間の延長保証に加入したとしたら、逆に1万円から15000円くらいは家電量販店の方が安くなるでしょう。
という訳で、覚えておいてほしいのが、
・ネット最安=商品本体の価格を考えた場合
・家電量販店の配送・設置、無料保証をネット通販に求めると逆に割高
・設置後のアフターサービスは家電量販店には絶対に敵わない!
テレビで例を挙げましたが、これが大型冷蔵庫、ドラム式洗濯機の場合は、配送・設置になれていない人が行うと、キズをつけたり、最悪ケガをしたりするのでおススメしません。
最近だと無料で配送・設置してくれるサイトも出てきてはいますが、まだまだ少ない印象です。さらに対応が非常に悪いとも聞きます。
壁や床にキズつけられても、知らんぷりされたり、リスキーであることを理解したうえでネット通販は利用しましょう。
まとめ
一昔前までは家電を購入するなら実店舗で買うのが当たり前でした。
便利で安価なネット通販の普及により、家電の購入先も大きく様変わりしてきましたが、どこで購入するのかを最終判断するのは自分自身です。
価格重視か長期保証などのアフターサービスを期待するのか、豊富な商品知識を求めるのか、人によってもモノによっても状況によっても最適な選択肢は変わっていくことでしょう。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、最適な購入先を選ぶのが賢い家電製品の買い方です。
家電量販店で買うべきものは3万円以上の大型家電。逆にネット通販で買ってもいいのは、3万円以下のデジタル機器がおすすめです。
ただし、それでも店員さんのアドバイスが聞きたい、急ぎで必要な場合は店員さんに値引き交渉してみましょう。その時は、どうぞ優しくお願いしますね。
本日はここまでになります。
ご視聴ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。