必要なものを揃えていく際、どうしても大きな金額になってしまうのが生活家電。
就活生であれば春からの新生活に向けて引越しの準備を、それ以外の人も転職や異動などで引越をする事があるだろう。
長く使いたいので、ある程度良いも商品を、できる限り安く購入したい。誰もがそう思うことに違いない。
しかし、家電が必要になった時に限って、他の出費と重なり、痛い出費となりがちだ。
今回は1人暮らしに必要な家電を、できる限り安く購入できる方法をいくつか紹介しよう。
家電を安く揃える購入先は?
同じ商品であれば、購入するお店によって品質が変わることがない家電製品。
ただし、購入する店舗によって金額が1万円以上も差が出る場合があるのだ。
安くて保証がしっかりしていなければ意味がないし、かといって安く買えるものを高い値段で購入してしまったら損した気持ちになるだろう。
まずは購入する店舗ごとの特徴について紹介していこう。
その前にアプリのダウンロードをしていただきたい。PayPayだ。家電量販店でもネット通販でもほぼ使用ができ購入時にキャッシュバックがとても大きい。
無料だから絶対に損はしないのでまだの人はダウンロードしておこう。
家電量販店
家電製品を購入する際に、真先に思い浮かぶであろう家電量販店。様々な量販店が存在し、各店舗により値段も特典も変わってくる。
量販店で購入するメリットとして
- 実物を見てから購入する事ができる
- ポイント付与率が大きい
- 在庫があれば当日持ち帰りも可能
が挙げられる。
特に「実物を見てから購入できる」に置いてのメリットは大きい。
どうしてもインターネット上の写真だけだと色味やサイズ感が伝わりにくい。
写真上だと全部ホワイトだと思っていたら、実物は所々ピンク色のアクセントが使われていたり…なんて事もあるのだ。
ポイントサービスも、オンライン通販より付与されるポイント数が大きい店舗が多い。
当日持ち帰りが出来る点についても、例えば冷蔵庫や洗濯機など「無いと困る家電」が壊れてしまった際など、急ぎの時に非常に助かる。
「ネット通販が一番安い」という訳ではないのが最大の武器でもあるので、週末などに覗いてみるのも良いと思う。
特に決算期や年末年始など大きな節目の際には大幅値引きを行う傾向にあるので、ポイントも貰えてセール価格で購入できるタイミングを確認してみるべし。
ネット通販
続いてインターネット通販について。
インターネット通販を利用する点に置いてのメリットとして、
- 店舗に置いていない旧モデルを購入できる
- 24時間いつでもどこでも注文が可能
- ここ数年は国産メーカーの製品も積極的
がある。
仕事の都合で営業時間内になかなか店舗に行けない人、店舗まで出向くのが億劫な人など、実際に店舗に行かずとも好きなタイミングで購入できるのが何よりのメリット。
また、時間指定も出来、自宅前まで配送して貰えるのもポイント。
店舗では取り扱いが終了した旧型モデル(=型落ちモデル)も在庫がある場合があり、新型モデルより安価で購入できる場合があるのも魅力の一つ。
ポイントサービスもオンライン通販サイトによって、Tポイントなどのポイント付与特典も受けられるのもメリットだ。
そして、ソニーやシャープといった大手家電メーカーからアイリスオーヤマなどの家電メーカーも公式でオンライン通販サイトに力を入れている。
通販サイト限定モデルの家電も存在し、色違いだけでなく付属品が店舗販売モデルより多かったりとメリットも大きい。
もちろん公式オンライン通販サイト以外にも、安く販売しているサイトも存在するので、ぜひ一度検索してみて頂きたい。
ネットオークション、ネットフリマ
近年、インターネットでのオークションサイトやフリーマーケットが賑わいを見せている。
特に若い方に人気を博しているのだが、人気の理由として、
- 直接取引を行うので、価格が安い
- 新品の商品は少ないが、中古商品やアウトレット品は豊富にある
- 取引によっては表示価格から値下げが可能な場合もある
上記のポイントであろう。
敷居が高く感じられるオークションサイトより、直接値段交渉ができるフリマサイトが特に人気だ。
送料も、近隣に住んでいるユーザー同士であれば交渉次第で直接引き取り等も可能なので、臨機応変に合わせて対応してもらえる場合も。
ただし、ユーザー同士が直接取引する分、安い値段で取引が可能だが、取引がスムーズに行かなかったり梱包が十分で無いと、配送中に破損する危険性も生じる。
オークションやネットフリマサイトは新品が並ぶ事が少なく、商品の状態も詳細が分かりにくい為、購入時は慎重に行動して欲しい。
「中古でも良いので、とりあえず欲しい」という場合、状態の良い商品であれば検討しても良いのかもしれないが、なるべく保証の付いているショップ等から購入した方がベストであろう。
ディスカウントショップ
ディスカウントショップでも家電製品を取り扱っている。
食品や日用品も購入できるメリットが多いが、他にもメリットが存在し
- 1年を通して、値引き幅が大きくブレない
- 国内メーカーからプライベートブランドまで幅広く選べる
- 店舗によっては当日配送やポイント付与サービスも行なっている
取り扱っているメーカーも、有名な国産メーカーからディスカウントストアのオリジナルブランドまで幅広く選ぶ事が可能。
特にオリジナルブランドの家電製品は、国内有名メーカーの旧型家電を名前を変えて販売してる場合もあり、品質もそれなり。(もちろん海外産の場合もある)
最新モデルより、型落ち品やアウトレット商品、展示処分価格が多いので、量販店やインターネット通販サイトより安価で購入できるのが最大の武器だ。
ディスカウントショップは、週末セール期間を利用すれば安く購入出来るので、1年を通して比較的価格の上下が少ない。
引越や転居の予定がいつかは決まっていないが、急ぎで家電を揃えたい場合にはうってつけの方法と言えるだろう。
新品、アウトレット、中古品の特徴
購入する方法以外にも、商品のコンディション(状態)によって値段が変わってくる。家電を購入する上で保証期間や品質はもちろん、値段の面も気になると思う。
それぞれについて詳しく説明しよう。
新品の家電
・安心度…★★★★★
・値 引…★★
・保 証…★★★★★
・お得度…★
まずは新品の家電について。
新品の家電を購入するメリットは、
- 保証期間が長いのでずっと安心して使い続けられる
- 調理家電などであれば衛生面でも安心
- その時の最新機能が搭載されている
であろう。
保証期間がほかの購入方法と比べて一番長いので、購入し数年後に万一不具合が生じた際でも対応してもらえる。
また、炊飯器や冷蔵庫、洗濯機など「直接口に入るものや肌に触れるもの」を扱う家電であれば、新品の家電は衛生面でも安全。
搭載される機能も、そのメーカーが販売している最新の機能を搭載しているので、使い心地も文句なし。
ただ、どうしても値引きがされていない場合や、そもそもセール対象外、ポイントバック対象外商品になる可能性もあり、お得感は少ない。
ボーナス後などに「少し高くても良いから安心して長く使える家電が欲しい」という際には新品の家電を購入するのが良いだろう。
アウトレットの家電
・安心度…★★★★
・値 引…★★★★
・保 証…★★★
・お得度…★★★★★
次にアウトレットの家電について。
アウトレットとは、「型落ちの、旧モデルの」という意味合いが家電には含まれている。
そんなアウトレット家電を購入するメリットとして、
- 比較的新しい製品を最も安く購入できる
- 店舗によっては保証もきちんと付いている店舗もあり
- ポイント付与サービスも(店舗によっては)受けられる
である。
アウトレットという事なので、どうしても外箱にキズ等があったり、一度展示用に開封されているのだが、使用上に関しては全く問題ない商品である。
生産終了したモデルといっても、アウトレット商品として出回っている家電の大半が1~2年ほど前の家電が多い。
また、アウトレット家電は中古品ではないので、購入する店舗によっては新品同様か、それに等しい保証サービスも受けることが可能だ。(詳しくは購入先の店舗、またはホームページで要チェック)
アウトレット家電は、販売する店舗側としては「早く売り切りたい商品」であるので、価格帯も安く、かつ品質も十分なので、賢くお得に購入したいと考えているあなたに絶対オススメしたい。
中古品の家電
・安心度…★
・値 引…★★★★
・保 証…★
・お得度…★★★
家電製品は新品や展示品、在庫処分セール以外に、中古品を購入するという選択肢も選べる。
中古家電を購入するメリットとしては、
- とにかく安く家電がほしい
- 性能や見た目、状態にはこだわらない
- エラー表示が出たり、壊れたりしても自力で治せる人
以上に当てはなる人であれば、中古家電の購入を検討しても良いかもしれない。
例えば、7~8年前に販売されていた32インチ録画対応テレビを、1万円未満で購入することも可能なのだ。
ただし、中古家電の最大ネックは”いつ不具合が起きてもおかしくない”状態にあること。
中古家電専門店や、リサイクルショップ等で販売されている家電であれば、電源が入るか程度の確認は行っているのだが、注意すべきは近年人気のフリーマーケットアプリ。
(一部プロの業者も出品しているようだが)出品者のほとんどが家電に詳しくない方が出品している為、動作チェックの確認が取れないまま出品してしまい、購入者とのトラブルが起きてしまう。
また、中古家電を店頭で購入した場合であれば、1~3ヶ月ほどの保証が付く場合もあるが、購入後に壊れてしまった場合は原則自己負担で修理に出さなければならず、かなりの金額が必要となってしまう。
もちろん状態の良い中古家電を購入し、数年以上問題なく使用できる場合もあるのだが、最終的にかかる費用や手間を考えると、出来ればアウトレット家電以上の商品を購入してほしい。
家電量販店で家電を安く揃える方法
家電量販店で一番お得に家電を揃えたい場合について説明して行こう。
量販店では各時期にセールを実施している。
特に値引きが大きいのが
- 「2〜3月と9〜10月の決算期セール」
- 「各メーカーが新型家電を販売している5〜10月」
- 「夏のボーナス/冬のボーナス時期」
上記3つの時期であれば、一番お得に購入できる。
特に量販店ならではの強みとして、ポイント還元もしくは現金値引きがある。
①の決算期には、どこの量販店でも新モデル家電やアウトレット家電も含め値引きする傾向がある。
また、決算期にはどこの店舗も、1円でも売り上げを上げたいと必死なので、気に入った家電を見つけた場合に販売スタッフと相談すれば、すんなり値引してくれる事もしばしば。
②の新製品が登場する時期については、新製品が販売されるタイミングで昨年発売されたモデルは型落ち品として売られる。
型落ちモデルは定価の40〜70%も値引され販売されるので、新品を購入したい場合はオススメ。
③のボーナス期も、前述の①や②のセール期と併せ、期間内に商品を購入すると設置無料や付属品の値引き等のイベントを行う店舗も存在する。
そして購入時に活用して欲しいのが、今話題のキャッシュレス決済。
オンライン通販サイトでキャッシュレス決済を行う場合より、量販店にてバーコード決済を行った方が還元率が高い場合がある。
例えば、キャッシュレスサービスによってはクレジットカードから残高をチャージするだけでポイントが付与される場合がある。
その残高から支払いをすれば、支払額に応じてポイントも付与される。
その上、更に量販店独自のポイントサービスに対応するので、ポイント還元を複数受ける事も可能なのだ。
キャッシュレス決済サービスを利用した事がない方も、購入時には導入を是非検討して頂きたい。
ネット通販で家電を安く揃える方法
食料品から大型家電まで購入できるオンライン通販サイト。
自宅にいながら指定した日時に希望の商品を購入し、自宅まで届けれくれる。
仕事の関係や、地方に住んでいる関係でなかなか量販店に出向く事は難しい方にもピッタリだ。
ネット通販サイトで購入するメリットとして
- 量販店では取り扱っていない家電も購入できる
- 希望した日時/時間で自宅へ届けてくれる
- 時間や場所を気にせず最安価格で購入できる
上記の通り、量販店にはないメリットが存在する。
通常の量販店だと、店舗で持てる在庫に限りがあり、発売されてから1年以上経過した製品だと在庫限りで取り扱い終了となる。
オンライン通販サイトであれば、(実店舗を持つ通販サイトも存在するが)倉庫と通信費、電気代などで事足りる為、2〜3年以上前の家電製品でも取り扱いがある。
また、国内外の家電メーカーが多数存在し、新品の冷蔵庫やテレビでも格安で購入できてしまうのもメリットだ。
ただし、実物が確認できない為、ネット通販サイトに記載されているサイズや騒音レベルをしっかりと把握しておかないと、購入後に苦い思いをする場合もある。
オンライン通販サイトであれば、購入したユーザーの生の声(レビュー)が確認できるので、必ずチェックするように。
②の希望した日時や時間帯に届けてくれるのもポイント。
もちろん家電量販店でも無料配送を行なっている場合が多いが、セール期などで配送希望の人が多くなると融通が効かなくなってしまう場合が多い。
オンライン通販サイトであれば、プロの配送業者が配送するので、配送中に破損する事は比較的少ない。
また、郵便局経由でなければ、年末年始やお盆時期でも問題無く届けてくれる。
購入者にとってもメリットが多い事に間違いはない。
③の時間や場所を気にせず最安価格で購入できる点についても忘れずに。
量販店は価格対抗が激しく、それぞれの店舗で金額が異なってくる。
量販店同士が近ければ、店舗から店舗へと値段の確認が出来るが、いかんせん時間が掛かるし面倒だ。
その点、オンライン通販サイトであれば、何十店舗ものサイトを比較し、送料込で一番安い金額を探す事が簡単に出来る。
場合によっては、量販店の価格が安い場合もあるので、うまく使い分けする事が賢い選択と言えるであろう。
まとめ
ここまで各購入方法でのオススメ購入方を伝授してきたが、いかがだったろうか。
もっと簡潔にまとめると、
- 仕事帰りや休日などに動けるので、休みのうちに購入したい
- ネット通販の商品は怖いので、実際のお店で安く買いたい
上記2点に当てはまれば、量販店のセール期に購入する事がベスト。
また、
- 仕事が終わり時間が遅かったり休みも不定期
- 休みの日にわざわざ外に出て持って帰ってと大変な思いをしたくない
のであれば、オンライン通販サイトを利用するのがオススメである。
どちらの購入方法もメリット/デメリットが存在するので、購入する際の参考として頭の隅に入れておいて欲しい。
あわせて読みたい関連記事
▶︎一人暮らしの冷蔵庫おすすめと選び方を解説。100Lと200Lを紹介