大人の男性陣が毎日する作業、それは「髭剃り」。
毎日の髭剃りを快適にする為にも、シェーバー選びはしっかりとしていきたいところですね。朝の髭剃りが綺麗にできれば、気分も上々です。
今回は、シェーバーについて知っておきたい豆知識と、人気シェーバー3社のオススメについてピックアップして比較していきます。
ぜひシェーバー選びの参考にしていってくださいね!
シェーバーの使い方と手入れ方法
普段はカミソリで髭を剃っているので実はシェーバーの事を詳しく理解していない、という方もいらっしゃる事でしょう。
ここでは、シェーバーの正しい使い方と手入れについて詳しく見ていきたいと思います。
シェーバーの使い方
まずはシェーバーの種類から。上下に動かして剃る往復式シェーバーと、小さく回転させながら剃る回転式シェーバーの2種類があります。
往復式は、肌に対して90度になるようにヘッドをあてて、上下にゆっくりと往復して髭を剃ります。
ただし、強く押し付けてしまったり往復回数が多すぎると肌を傷つける原因になってしまいますのでご注意を。
滑りが悪いと感じたら髭を剃る前にプレシェービングローションをつけるとよいでしょう。
一方の回転式ですが、片方の手で肌を抑えながら、小刻みにクルクルと回転させながら移動させて剃っていきます。
ヘッドは軽く当てる程度でよいでしょう。こちらも同様に、上手く滑らないと感じたらプレシェービングローションをつけましょう。
どちらも快適な髭剃りを実現するコツとして、
ポイント
(1)朝剃る事(起きてから15分以上空ける事)
(2)42℃のお湯または蒸しタオルで30秒ほど肌を温めて髭を柔らかくしておく
(3)ゆっくり剃る事
(4)髭剃りの後に保湿する事
などがあります。上に書いた事を意識をして実践してみてください。
シェーバーの手入れ
肌の表面にはブドウ球菌などの常在菌が沢山繁殖していて、髭を剃った後のシェーバーにもその常在菌が沢山付着します。
そのまま髭剃りをしてしまうと傷ついた肌から菌が入り込んで炎症などを引き起こしてしまう可能性もあります。
シェーバーの為だけでなく、自分の肌の為にもこまめな手入れは必要不可欠です。
毎日使うものですから、お気に入りのシェーバーはきちんと手入れをして末永く使っていきたいですよね。
しかし具体的にどうやって手入れをすればよいのでしょうか?
各メーカーごとに具体的な手順は異なりますが、手入れ内容は大きく分けて「ブラシ掛けor水洗い」「オイル差し」の2つの作業となります。
ブラシ掛けor水洗い
電気シェーバーのヘッドを取り外して、中に溜まった髭屑を付属のブラシで払い落とします。髭の量にもよりますが、理想は最低でも1週間に一度はブラシ掛けをしましょう。
メーカーによって、内刃と外刃が一体化しているものと別々に分かれるものがありますので、必ず取扱説明書を参照して下さい。
ブラシだけで取りきれない汚れは水洗いをします。
「シェーバーヘッドのみ水洗い可」と記載があるシェーバーは刃を外さずに水洗いする事が出来ます。(シェーバー本体は濡らさないように注意しましょう)
本体丸ごと水洗いが可能な防水モデルの場合は、そのまま水道水で髭屑を含めて洗い流すだけで綺麗になります。
皮脂の汚れや匂い、雑菌などが気になる場合は泡タイプのハンドソープなどを使って洗うと更に綺麗に汚れが落ちます。
水洗いした後は、しっかり乾燥させましょう。軽く振って水滴を落としてからキッチンペーパーなどでふき取り、室内で乾燥させます。
半日~1日程度で乾くので、しっかり乾かしてから刃を取り付けましょう。
オイル差し
刃の寿命を延ばして剃り味を維持する為にはオイル差しは欠かせません。なめらかな剃り心地は、オイル差しをしっかりしてこそです。
水洗いした後は刃の潤滑性がなくなっているので、しっかり乾燥させた後に必ず刃に専用のシェーバーオイルを差しましょう。
シェーバーの値段の差で何が違うの?
シェーバーは、お値段が高い高性能のモノからお手頃価格のモノまで、その差はピンキリです。シェーバーの値段によってどういった違いがあるのか、確認していきましょう。
①標準的な値段は?
シェーバーの売れ筋としては8,000円~10,000円前後とお手頃な値段のモノが多い。しかし、高級品はその4倍くらいします(30,000~38,000円程度)。
シェーバーの値段としては確かに高い…。
②値段の差による違いとは?
では、お手頃モデルと高級モデルの違いとはなんでしょうか?
主にはやはりその技術。刃の枚数を増やして特殊な技術で取り付ける事で深剃でも肌を傷つけない滑らかな剃り心地を実現したり、ヘッドが自在に動いて肌にきちんと密着する事で剃り残しを減らしたりします。
剃り残しが減るという事は何度も往復する必要がなくなり、肌への負担も軽減されます。
メーカー各社で独自の技術を用いているのですが、その技術を搭載する主な目的は「滑らかな剃り心地」と「肌への負担の軽減」です。
一昔前は、深剃できるという事をアピールポイントに広告で謳われていたメーカーがほとんどですが、今はもう深剃できることは当たり前になっている模様。
ホテルのアメニティのカミソリでよくカミソリ負けしてしまう方も、シェーバーを使えば心地よく髭が剃れる。カミソリ負けって痛いし見た目ちょっと恥ずかしいし。
初対面の人に絆創膏をつけた顔でご挨拶するのはちょっと…。
そう考えれば出張の多いビジネスマンでも髭剃りを持ち歩く事を選択肢に入れるハズ。毎日の事なので少しでもストレスを軽減したいところですよね。
また、高級モデルは充電と洗浄や乾燥ができる洗浄機が付いているのも特徴。なぜこんなものが付いているのかといえば、この洗浄機が本当にすごい。
洗浄機によって常に清潔な状態でシェーバーを使える事、そしてそのシェーバーの匂いを防ぐことができる、という点です。匂いの原因は髭を剃った時に刃に付着した皮脂汚れやアブラ。
そして髭剃りは鼻に一番近い部分で行われる為匂いがダイレクトに伝わってくる。朝気持ちよく髭を剃っているハズがその匂いによって一転、不快な作業になってしまいます。
洗浄機を使う事でこの匂いを抑える事が出来るというワケなのです。
シェーバーの替刃を買うか、本体を買い替えるか?
シェーバーの替刃は消耗品なので、定期的に交換が必要です。けれど、替刃って地味に高いです。相場としては4,000円~6,000円弱程度。
交換頻度は概ね1年程度を目安にしておけばよいでしょう。(フィリップスの回転式は2年程度)
毎日髭を剃ると想定して、1日17円弱。1年ごとの交換で6,000円ならまぁ悪くはないかな?とも思ってしまいますね。
しかし、本体の状況によっては刃を交換しても剃り心地が戻らないケースがあるので注意が必要です。
それは、今のシェーバーを5年以上利用している場合。
各メーカーからの、替刃を含めた付属品の交換は発売後、5年以内しか提供義務が無い。
従って、5年以上使い続けているシェーバーの替刃をメーカーに注文したとしても、メーカーが製造中止しているのであれば在庫がなくなり次第終了、という事になってしまうのです。
更には、同じ機種を長く使っているので電池の劣化も著しくなります。例え刃を交換したとしても電池の劣化によって剃り心地は元には戻らないケースもあります。
そして何と言っても、5年も使用していれば「型落ち品として古い機種になる」という事です。
新しい技術の搭載によりどんどん進化していっているので、古い機種のまま使い続けるよりも、いっそのこと新しい技術を目の当たりにして新しい剃り心地を追及する、というのも一つの選択肢になるのではないでしょうか。
シェーバー各種メーカーごとの特徴とは?
たくさんあるシェーバーの中で有名なところと言えば、パナソニック、ブラウン、フィリップスの3社が大手という事になるのではないでしょうか。
各メーカーごとのシェーバーの機能と特徴について解説していきます。
①国内メーカー、パナソニック
まずは3社で唯一の国内メーカー、パナソニックです。
パナソニックはかの有名な松下幸之助さんが創立した松下電器の現在の社名です。パナソニックと言えば家電製品で大変なシェアを誇りますが、シェーバーでも大変に有名です。
シェーバーの特徴と言えば、往復式のシェーバーであり深剃と肌への配慮をバランスよく両立しています。業界唯一の五枚刃は剃り残しが少ないです。
日本のメーカーであることから日本人が使う事を意識して設計されており、日本人の髭剃り環境をよく考えて作られています。
(例えば短時間でも剃れる工夫、狭い洗面所にも置けるように洗浄機が非常にコンパクトである、など)
②ドイツのメーカー、ブラウン
「ブラウンモーニングレポート」の懐かしいCMで一躍有名になったといっても過言ではないドイツメーカー、ブラウン。
朝髭を剃ってきたビジネスマンを捕まえて、更なる深剃体験をしてもらうというモノですが、あの髭の取れっぷりはなかなかインパクトのあるモノでしたね。(知らない人は、ブラウンモーニングレポートで検索してみてください!)
そしてそのCM通り、パワフルで深剃が得意なのが特徴です。髭にクセのある人や、髭がとても濃い人にオススメのメーカーですね。
ブラウンも往復式のシェーバーです。お店ではダントツの売れ筋メーカーです。
③オランダのメーカー、フィリップス
フィリップスはヘルスケア製品・医療関連機器を中心とする電気機器関連機器メーカーです。電動歯ブラシなども有名ですね。
シェーバーの特徴としては3社で唯一の回転式シェーバーです。往復式と比較して駆動音がとても静かな点、そして髭を剃った時の肌への負担がとても少ない事が強みです。肌が弱い人は回転式シェーバーがよいですね。
しかしながら、往復式よりも深剃の部分では一歩劣ります。そうは言っても誤差の範囲レベルなので、実際に剃ってみて自分に合ったモノを選ぶのもよいでしょう。
人気シェーバーおすすめランキング
ここで、上記の3大メーカーの2018年オススメシェーバーをご紹介したいと思います。各メーカーの人気シェーバーですので、各社の特徴などを比較しながらご覧ください。
Panasonic ラムダッシュ5枚刃 ES-LV9B-S
まずはパナソニックのラムダッシュから。
シェーバーNo1と言っても過言ではないほどの深剃。業界唯一の5枚刃であるラムダッシュの最新機種です。
リニア駆動によるパワフルな深剃性能は他メーカーより頭一つ抜ける性能なので、極限まで深剃を追及したい方に最適です。
また、ヘッドは3Dアクティブサスペクションというヘッドで、前後左右に20°ずつ稼働するだけでなく、上下にも2.5mmずつ稼働します。
この3次元の動きによりアゴ下や頬などありとあらゆる凸凹に均一に圧力がかかる為肌に優しく密着。最適な角度で最高のシェービングを実現します。
徹底して剃り残しを撲滅する意欲が見て取れますね。
ブラウン シリーズ9 9292cc
長年愛されている往復式シェーバーのブラウン。
シリーズ9は「肌への優しさ」「深剃」の両方を追求した4枚刃のシェーバーです。
「ハイブリッド5カットシステム」とよばれる5つのカットシステムの中にあるリフトアップ刃とクセ髭キャッチアップ刃により、寝た髭、クセ髭をしっかり起こして根本からカットします。
クセ髭や寝た髭が多い人にはとても重宝しますね。
また、世界初となる「人工知能ターボ音波テクノロジー」を搭載しています。これは、本体内蔵の制御システムが髭の濃さを自動的に感知して音波振動を調整。
振動により皮膚内部に隠れたヒゲまで露出させ、より多くのヒゲを根本からとらえて深剃りします。
フィリップス 7000シリーズ S7520/26
お値段は20,000円弱と若干お買い得価格。
肌が弱い人向け、と言えばフィリップスのコチラ。なんと皮膚科医も認めるほどの肌への優しさを実現したモデル。
皮膚科学の第三者調査機関による試験結果からも同社の製品内で7000シリーズが最も敏感肌にやさしいと実証済みとの事です。
ドライ剃りにもウェット剃り(お風呂シェーブ)にも対応。ジェルやフォームを用いた優しいシェービングが可能です。
シェービング後はそのまま自動洗浄器でクリーニングできるので、髭クズや皮脂汚れもしっかりと落として常に清潔な状態を保ちます。
懸念される深剃についても、ヘッドの5方向からの可動域は顔の凹凸に合わせてしっかりと密着する事でクリア。
更にヘッドを洗顔ブラシ(別売り)に取り替えて肌ケアもできるなど、オプション機能も充実しています。
他の2社とは一線を引く方向性のシェーバーですね。
このモデルよりも更なる深剃を求める方には、同社の9000シリーズがオススメです。
お値段は少々お高めの32,000円程度。
まとめ
シェーバー一つとっても、各メーカーごとに追及する機能とアピールする強みが全く違う事がわかります。
決して安い買い物ではないので、後悔しない為にもそれぞれの特徴を知って、ご自身に合ったシェーバー選びをするようにしましょう。