2020年に発売したNA-FA120V3はとにかく売れた。最大洗濯容量が12kgという大型モデルだが実際に購入するお客様は、3人家族や4人家族と大家族じゃない人の方がよく買っていたのが驚いた。
でも実際に接客をしてどうして売れているのかがわかる。家族人数が多い世帯がそもそも少ない世の中なので売れている最大の理由は生活スタイルだなと感じた。
そして爆発的に売れたモデルの後継2021年モデルのNA-FA120V5が発売。変更点だけ紹介しようと思ったが、そもそもパナソニックの洗濯機をあまり分からない方にも紹介したいので詳しく解説していこう。
NA-FA120V5 外観のポイント
まずは外観から解説していこう。実際にお店にこの機種を見にくるお客様のほとんどが機能を説明するよりも、外観の説明をするだけで購入する方もいるのだ。
詳しく解説していこう。
外観からすでに欲しくなる
最近の洗濯機のモデルはガラストップという天板が強化ガラスの仕様になっているのが多い中、パナソニックの洗濯機はガラスを採用していない。
丈夫さで言うと劣るが、なぜパナソニックは強化ガラスにしなかったのか。
それは視認性のため。
洗濯中の状況が見てすぐわかるようになっている。実際、お客様に視認性が高いんですよと説明をすると以外にも、洗濯中の回っている衣類を見ている人は多いようだった。
普段、洗濯をしないお父さんもちゃんと動いているか見る人もいるようだ。
そして透明の天板を開くとさらに驚きが。ここが最大のポイントですぞ!
洗剤ケース
柔軟剤と洗剤どちらも一箇所になっている洗剤ケース。
これは東芝の洗濯機でも同じように採用している。正直、真似したんじゃないのか?というくらいそっくりなデザインになっているのだ。
対して日立の洗濯機は柔軟剤と洗剤は別の場所にしている。洗浄力を理由に配置しているそうだが、私たち消費者は操作性を大事にしたいとこ。
洗剤ケースが汚れてきたら全部外して丸洗いもでき常に衛生的に保てる。
パナソニックは私たち消費者にうまく提案をしてくれている。
操作パネルを上部に配置
引用:https://panasonic.jp/
これもパナソニックだけの仕様。
皆さんもイメージが強いと思うが、洗濯機の操作パネルは一番手前にあるのが当たり前だと思っている人も多いのでは?
この印象を払拭したパナソニックに脱帽だ。
操作パネルが上にきたらどんなメリットがあるのか?
・手前が広く衣類の出し入れがしやすい
・操作パネルを見るときに首が疲れない
身長が150cm前後の人だと上部に操作パネルがあると難色を示すお客様が何名かいた。遠くに感じるようで手を毎回伸ばすのが面倒という意見もあった。
全員が使いやすいというわけではないがほとんどの人からは好評な機能になる。
次はNA-FA120V5の機能を紹介していこう。
NA-FA120V5 機能のポイント
外観だけでも使いやすい、消費者にやさしい設計というのは伝わったかと。だが、重要なのは機能。
何が他のモデルと違い優れているのか紹介していこう。
温水泡洗浄W
引用:https://panasonic.jp/
温水機能がついているというところは他の洗濯機でもあると思っているだろうが実はここがポイント。
温水洗浄がついているのは洗濯乾燥機。今回みなさんの紹介しているので乾燥機能がない全自動洗濯機なのだ。全自動洗濯機で温水洗浄ができるのは現在この機種のみ。
ドラム式洗濯機だとこの機能は何年か前くらいからあるが全自動洗濯機にできたのはこの機種からだ。去年、発売したNA-FA120V3を購入したお客様からはかなりの好評だった。
特に頑固な汚れの衣類の洗濯が多い家庭にはおすすめ。子供の服やジャージなども季節に関係なくキレイになるのでありがたいはずだ。
洗浄コースが全5つ。
・約40℃においスッキリコース
・約40℃つけおきコース
・約40℃おかませコース
・約30℃おしゃれ着コース(New)
・約15℃おまかせ/わたし流コース
ほとんどの家庭は水道代の節約のために風呂水を使用することが多いはず。でも人の皮脂があったり、入浴剤を使用した風呂水を使用するのはどうかなと気になる人もいる。
温水洗浄があれば、季節に関係なくキレイな水で洗濯ができるのがポイントなのだ。温水なので電気代は気になるとこだが、状況ごとに判断すればいいかと。
例えば深夜電力を利用するなら温水洗浄を使用する、浴槽のお湯がキレイなら風呂水という感じで使用するのもいいだろう。
パワフル滝すすぎコース
引用:https://panasonic.jp/
通常のすすぎだと実は衣類の中に洗剤が含まれている。だからブラックライトをあてると青くなるのだ。洗剤を残さずすすげるようにしたのがパワフル滝洗いコースだ。
でもこれ、実は日立ですでにやっているから対抗して追加した機能なのかと感じている。
日立の洗濯機はナイアガラすすぎというコースがあるのだが、これに極めて酷似している。パナソニックの最大のライバルはやはり日立なんだなと感じる。
仕組みはすすぎを3回やって脱水をして完了。どんだけ水を使用するかまではまだわからないが日立の12kgモデルは約90Lの水を使用する。
おそらく同じ水量になるだろうが、実際購入したお客様から話を聞くがこの機能を使用した人を私はまだ知らない。そこまで需要がある機能とは思えない。
その他にも頑固な汚れを落とすコースが存在する。
・温風つけおきコース(3 kgまで) 油汚れや皮脂汚れに最適
・泥汚れつけおきコース(3 kgまで) 洗濯前のプレケア不要で頑固な泥汚れが落ちる
・毛布コース(6kgまで)
・おうちクリーニングコース(4kgまで)
・フレグランスコース(6.5kgまで)
NA-FA120V5 寸法
洗濯・脱水容量 | 12kg | |
乾燥容量 | 送風乾燥:化繊2kg | |
標準使用水量 | 定格洗濯時 | 150L |
消費電力 | 電動機(洗濯時) | 495W/湯沸かし用電熱装置 1000W |
消費電力量 | 定格洗濯時 | 98Wh |
目安時間 | 定格洗濯時 | 約43分 |
運転音 | 洗濯時 | 約37dB |
脱水時 | 約39dB | |
防水トレイ | 奥行(内寸)540mm以上 | |
外形寸法(幅×高さ×奥行)給・排水ホースを含む | 幅643×高さ1056×奥行き672mm | |
本体質量 | 約53kg |
まとめ
NA-FA120V5は間違いなく今年も売れる機種。家族人数が少なくてもメリットはいっぱいある。自宅でも毛布などの大物衣類を洗う世帯なら絶対におすすめ。
12kgの大型モデルが気になる人はこちらを参考にしてほしい。
ドラム式が売れているからという理由もあるが、ここ数年は容量が大型化が進み最大容量の12kgが人気になっている。でも人気だからといってどの家族にもおすすめできるサイズではない。 でもこの記事をご覧になった人は少なからず12kgというサイ[…]
各メーカーの12kgのモデルの比較をしている。そして何故12kgという大容量モデルが売れているかも記載している。
ドラム式を購入しようか迷っている人も同じサイズになるから見て損はないだろう。