新型キューブルが発売して問い合わせが増えているモンブラン店長だ。
ここ数年、家電も機能だけではなくデザインも重視されるようになっている。
その中でドラム式洗濯機というカテゴリの中で圧倒的におしゃれなデザインで注目されているのがパナソニックのCuble(キューブル)だ。
新築の戸建やマンション、アパートの世帯の方、メゾネットの方の購入が多いがほとんどの方がデザインだけで判断して購入している。
デザインは文句なし。
でも肝心の機能や価格は?
今回は新型2022年モデルのキューブルの価格や機能をしっかりお伝えしていこう。またどんな人におすすめな機種か解説していく。
また動画にまとめたのでぜひご覧いただきたい。6分で済むので。
新型キューブル2022 進化した点
まずはキューブルが新型モデルが発売したということで何が変わったのか、何が進化したのかをお伝えしていきます。
2度洗いモードで頑固な汚れも安心
皮脂汚れやニオイをしっかり落とす約40℃毛布コース
サッと槽すすぎコースと槽洗浄サインでいつでも清潔に
買ってから嫌な思いをして欲しくないので、型落ちモデルと新型のモデルの違いをご説明しよう。
タオルコース
今までドラム式を使用したことがあるひとは分かるが、タオルを洗濯をするとバサバサした感触になり身体を拭く時にあまり気持ちがよくないのだ。
ホテルにあるバスタオルだとふんわりするのに自宅で洗濯をするとそれができなかった。乾燥までやってフワフワになっていたのだ。
今回追加されたタオルコースはタオルのパイル(生地)が倒れないように水量を増やして洗濯をしてしっかり乾燥を行うことにより、ふんわりした感触を得られるようになった。
ドラム式のデメリットが1つ減ったということ。
約60 ℃槽カビクリーン
洗濯槽の自動お掃除機能はどこのメーカーでもやっているが、60℃の温水で洗浄剤なしで洗濯槽がキレイになるのだ。
月に1回のペースでいいので、常に衛生的に使用ができるのだ。
ドラッグストアで洗浄剤を忘れてしまいがちな人にはありがたい機能のはず。また洗浄剤の購入を節約できるのも財布に優しい。
新型キューブル NA-VG2600
洗濯・乾燥容量 | 10kg・5kg |
洗浄方式 | 温水泡洗浄W |
乾燥方式 | 低音風パワフル乾燥 |
ナノイー | 有り |
サイズ | 幅639×奥行き665×高さ1,050mm |
キューブルは全3モデル。NA-VG2600Lは最上級モデルになります。まずはこの機種からしっかり解説していきます。
タオル専用コース搭載でふんわりしたパイルをゲット
他社にはない圧倒的におしゃれで美しいデザイン
液体洗剤、柔軟剤を自動投入で不在時に洗濯乾燥が可能
冬でも洗浄能力が高い、泡洗浄Wで汚れの心配いらず
室温プラス10度で乾燥をする低音風パワフル乾燥
キューブルはとにかく美しい。そしてコンパクト
キュービックフォルムという四角い形状のデザインを採用したキューブル。東芝のモデルも四角いがここまでは四角ではない。
そして最上級グレードのNA-VG2600Lはプレミアムステンレスという高級感のあるカラー。外国にありそうな洗濯機になっている。
私がとくに、この機種がかっこいいと感じたのは操作パネルだ。
ボタンがないのだ。電源オンにするとフワッとボタンが浮き上がる仕様になっている。パネル周りが汚れてもサッと拭くだけでオッケーだ。
毎日使う洗濯機なので、家具と同様おしゃれは大事な要素ですよね。
ドラム式洗濯機は大きすぎて入らないだろうと諦める人はいないだろうか?
キューブルは実は縦型の洗濯機とほとんど差がないので実は設置がほとんど可能なのだ。本体幅は60cmになり実はスリムなのだ。
奥行きは66.5cm。もし防水トレイが設置している世帯の場合はトレイの内寸幅が59cmあれば設置可能になる。
アパートやマンションの世帯でも実は設置ができので人気のモデルなのだ。
また洗面所が狭い方にも良いお話がある。出し入れがレギュラードラム(NA-VXシリーズ)よりも楽チンだ。
ドラムの位置が高くなっているので年齢に関係なく出し入れがしやすい。
投入口も約42cmと広めな設計になっているのも嬉しいですね。そしてドアの開閉にも特徴がある。
通常のドラム式は丸いドア部分だけしか開きませんが、キューブルは全面丸ごと開くことになってりるのでスッキリ。
しかもワイドに開くので出し入れが簡単。
細かいところをNA-VXシリーズと違う仕様にして差別化をしているのだ。
洗剤、柔軟剤の自動投入でいつでも気軽に洗濯が可能に
洗濯時に洗剤と柔軟剤の投入をしてから洗濯がスタートするのが普通ですよね?
パナソニックのキューブルは違う。あらかじめ洗剤と柔軟剤を入れるタンクがあり洗濯時に自動で量を計測して投入しておく。
洗剤が約870ml、柔軟剤が約580mlを一度に投入が可能。基本的には詰め替え用で販売されているのが丸ごと入る。
凄いのが洗剤の銘柄まで指定ができるところ。アタックやナノックスなどが選べる。
これは他社にはない機能なので便利で評価が高い。
洗剤、柔軟剤を毎回投入する必要がない
間違って多めに投入する心配がまずない
洗濯機周りが洗剤置かないのでスッキリ
洗濯機の操作を普段あまりしないパパや子供でも安心して使用ができるので家族で家事に協力ができるかも?
キューブルはスマホで洗濯ができちゃいます。専用のアプリで以下の処理ができる。
1、外から運転・予約
2、ステータス通知
3、洗剤・柔軟剤 銘柄設定
4、使い方ガイド
5、エラー対応サポート
ほとんどのスマホに対応している。逆に使えないスマホはないはずだ。
Android™ OSバージョン 4.4.0以上、iOSバージョン 8.0以上のスマートフォンで利用可能。
キューブルはNA-VXシリーズと同じ洗浄力 温水泡洗浄W
ドラム式で洗浄力に不安があるという方、安心してください!
温水機能が搭載されているので、通常の汚れも取れますし皮脂汚れも取れるので洗濯、乾燥が終わっても嫌な臭いはない。
夏でも冬でも洗浄能力は変わらない。温度ごとに便利なコースが搭載していますので多彩な衣類の洗濯が可能になります。
約60度で除菌おかませコース
約40度でニオイスッキリコース
約40度でつけおきコース
約40度でおまかせコース
約40度でおしゃれ着コース
約30度でおしゃれ着コース
約15度で洗濯モード
コースも多いので洗濯汚れに困ることはなさそうだ。
キューブルはヒートポンプ乾燥ではなく低音風パワフル乾燥
今回、私がキューブルで1番怪しい機能に感じたのはここだ。
なんでも良いものですって紹介するのは良くないのではっきりと言わせてもらおう!
気になった点は大きく3つあります。
レギュラードラム(NA-VXシリーズ)の乾燥方式はヒートポンプ乾燥ですが、キューブルの乾燥方式は低音風パワフル乾燥になる。
ヒートポンプは約60度の温風で乾燥をしますが低音風パワフル乾燥は室温プラス10度の低音風になるのだ。
ここがまず1つネックなとこ。
室温というと洗面所の温度って夏と冬では違いますよね?
沖縄と北海道じゃ気温って違いますよね?
住んでいる地域に応じて乾燥の精度が変わってくるのだ。寒冷地にお住いの方の場合、室内でも20度以下のとこも多いはず。
そうなると室温プラス10度なので30度くらいの温風しか出ない。室温プラス10度は本当に微妙なのだ。乾かない可能性もある。
縦型の洗濯機のようにヒーター乾燥ではないのでコストはそうでもありませんが1回で50円前後の費用が発生する。
ヒートポンプ乾燥は1回で30〜40円になるので圧倒的にお得なのだ。
もう1つ気になる点が。
乾燥容量だ。
レギュラードラム(NA-VXシリーズ)の場合は6kgの乾燥容量になりますがキューブルの場合は5kgまで。
旧型モデルは3kgモデルまでしか対応していませんでしたが新型はに5kgに対応した。
縦型の洗濯乾燥機でもあまりないというくらい少なく感じてしまう。乾燥を使用する場合は以下のやり方しか方法がない。
10kgの洗濯が終わった後に5kg取り出して乾燥をセット
5kgの衣類を洗濯機に投入して洗濯から乾燥をセット
前者は洗濯から乾燥までのセットができず洗濯が終わったら一度、衣類を出すことになり面倒。全部乾燥したい場合は3回に分ける必要があるのだ。
後者は洗濯の量が5kgしかできないが乾燥が終わるまで何もしないでおくことが可能。家族で使用する場合は回数を重ねて洗濯をする必要がある。
どちらにしても乾燥容量が少ない場合、せっかく乾燥が得意なドラム式洗濯機の長所を活かしきれていないのが印象だ。
キューブルの電気代はいくらなの?
気になるコストのお話。
洗濯から乾燥までNA-VG2600は約54円
NA-VG760は約48円とヒートポンプよりも少しだけ高い程度になる。縦型の洗濯乾燥機よりは全然安いので安心。
節水ができてデザインがとにかくおしゃれなのが欲しい
乾燥はあまり使用せず外干しや部屋干しが多い人
家族人数が2人前後で洗濯から乾燥を行いたい人
家にいない時でも屋外で洗濯の操作がしたい人
ここまでがキューブルのNA-VG2300Lの紹介だ。残り2機種はさほど大きな差はありませんので違いを紹介していこう。
新型キューブル NA-VG760L
洗濯・乾燥容量 | 7kg・3.5kg |
洗浄方式 | 温水泡洗浄W |
乾燥方式 | 低音風パワフル乾燥 |
ナノイー | なし |
サイズ | 幅639×奥行き600×高さ1,050mm |
7kgサイズのキューブルになる。サイズが減るのと機能がいくつかないため価格はぐっと安くなっている。
NA-VG2600と比較して何が搭載していないかは以下になっている。
洗剤・柔軟剤自動投入
エコナビ
ナノイーX
スマホで洗濯
バスポンプ(風呂水ポンプ)
この5つの機能が搭載されていない機能になる。こんなに搭載していないのかとガッカリする人もいますが基本的な洗濯や乾燥は上位2機種と同じなので安心してほしい。
ただ、これらの機能がないと大問題だというわけではなく手間や時間がかかる程度の問題です。
洗剤と柔軟剤は毎回投入する、スマホで予約をしない。この2つは今までの洗濯機と同じになるだけなので問題ないはず。
エコナビはあれば電気代が少しだけ(本当に少しだけ)安くなる。パスポンプは搭載していなくても温水泡洗浄Wがあるから汚れの心配はいらない。
サイズが小さくなるのでアパート(メゾネットも多い)やマンションでも設置が可能。洗濯容量が7kgになるので一人暮らしの人や夫婦2人家族の購入が目立っている
築年数の浅い建物に設置する方が多いのかなと感じる。
新型キューブル2022の気になる口コミと評価
口コミと評価はネットで調べればすぐに見つかるのでまずが抜粋して紹介していこう。
それともう1つ。
私は家電量販店に勤めている。そこを生かして私がキューブルを販売したお客様に実際に使用してみての感想を購入して1ヶ月後に電話で確認したのでお伝えしていこう。
キューブルのネット上の口コミと評価
女性
洗浄力は特に問題はないが乾燥が少し物足りない感じ。
女性
乾燥まで行っても冬だと乾かない衣類も出てくる。でも洗濯だけならドラム式洗濯機なので十分に節水ができている。
デザインが現在販売しているドラム式洗濯機の中では1番おしゃれ。
女性
洗面所が玄関から見える位置にあるのでおしゃれにしておきたい人にはおすすめ。
男性
洗浄力は温水が搭載しているので風呂水ポンプが不要で助かる。入浴剤を使用しても関係ないです。
洗剤の自動投入は本当に楽。毎回洗剤の投入がなくて助かる。
女性
乾燥は残り15分のところからなかなか進まないことがある。
結局、自分で停止をして衣類を出します。
パナソニックのサイトだと笑っちゃうくらいの高評価しかありませんが、他のサイトを見ると洗濯よりも乾燥に不満がある人が多いようです。
でも全部を信じちゃいけません。
実際にメーカーの人に聞いてみると乾燥ができていないという点はよく衣類が多すぎたり、衣類の材質にもよるとの回答でした。
でも使い方は個人それぞれですがパナソニックヒートポンプ搭載はやはり優秀ですね。
室温プラス10℃だとどうしてもしっかり乾燥ができない場合もあります。
洗濯や洗剤の自動投入に関してはやはり評価は高いです。ちなみに日立さんも洗剤自動投入モデル出ています。良い機能は他社が真似をします。
実際にキューブルを購入してもらったお客様の感想
女性
もともと乾燥は気にしないでデザインだけで購入したので特に問題がありません。
女性
意味もなく洗面所のドアを開けっ放しにしていつでも視界に入るようにしています。
女性
価格はもう少し安いとなおよかったわね。
男性
乾燥が乾く時と乾かない時がありました。
故障ではないと思いましたので乾燥する衣類の量を調整したら改善しました。
女性
VXシリーズと最後まで迷ってたけどこっちでも洗濯がメインなら問題ありません。
音も比較的うるさいと感じたことはありません。
女性
乾燥後のニオイも臭いがなく安心しています。
前に使用した日立のビッグドラムはかなりニオイがきつかったです。
注目してもらいたいのが乾燥の出来具合と乾燥後のニオイだ。
ヒートポンプ乾燥にはかなわないが、ある程度の乾燥ができている。室温に左右されるので北日本や東日本の寒冷地の方は購入前に注意する必要がある。
部屋全体が暖かいなら特に問題はないはずだ。
新型キューブルのサイズ・仕様
NA-VG2600
洗濯・脱水容量 | 10kg | |
乾燥容量 | 5kg | |
運転音 | 洗濯時:約32dB 脱水時:約42dB 乾燥時:約46dB | |
標準使用水量 | 定格洗濯時 | 約78L |
定格洗濯乾燥時 | 約65L(乾燥 0L) | |
消費電力 | 電動機 | 約230W |
湯沸かし用電熱装置 | 約1000W | |
最大 | 洗濯時:約1190W 乾燥時:約800W | |
消費電力量 | 定格洗濯時 | 約70Wh |
定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード) | 約1980Wh | |
目安時間 | 定格洗濯時 | 約30分 |
定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード) | 約195分 | |
本体寸法(幅×高さ×奥行) | 約 600×998×665mm | |
本体質量 | 約74kg | |
本体寸法(幅×高さ×奥行)(給・排水ホース含む) | 約 639×1050×665mm |
NA-VG760
洗濯・脱水容量 | 7kg | |
乾燥容量 | 3.5kg | |
運転音 | 洗濯時:約32dB 脱水時:約42dB 乾燥時:約46dB | |
標準使用水量 | 定格洗濯時 | 約69L |
定格洗濯乾燥時 | 約57L(乾燥 0L) | |
消費電力 | 電動機 | 約230W |
湯沸かし用電熱装置 | 約1000W | |
最大 | 洗濯時:約1190W 乾燥時:約800W | |
消費電力量 | 定格洗濯時 | 約65Wh |
定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード) | 約1750Wh | |
目安時間 | 定格洗濯時 | 約30分 |
定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード) | 約200分 | |
本体寸法(幅×高さ×奥行) | 約 600×998×600mm | |
本体質量 | 約70kg | |
本体寸法(幅×高さ×奥行)(給・排水ホース含む) | 約 639×1050×600mm |
まとめ
新型キューブルは進化して退化はしていない。旧型2021年モデルよりも乾燥容量が増えて洗濯コースが増えて、排水フィルターが新形状で使いやすくと良いことばかり。
ただ乾燥だけは少しだけ気をつけていただく程度で普段外干しや部屋干しでデザイン重視の方にはおすすめ。
少ない少量で乾燥をするならキューブルでも問題ない。乾燥重視ならNA-LXシリーズになる。
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