野菜室が真ん中といえば東芝というのが当たり前で、その他のメーカーは野菜が一番下に配置しているのがほとんどでした。
どのメーカーも東芝の真似をせず独自の機能を打ち出して販売していました。ですが、ついに東芝キラーの冷蔵庫が三菱から発売しました。
MR-MX57DとMR-MX50Dの2機種です。三菱の得意のスマート大容量で野菜室が真ん中という機種になります。
従来の機能をそのままで東芝の販売数を奪いとるために開発された機種になりますね。
詳しく解説していきます。
野菜室が真ん中の冷蔵庫ってどうなの?
私が冷蔵庫の接客をする時、まずお客様に質問をすることは…容量、家族人数、設置可能なサイズなどのよく伺います。
そして必ず聞くことがもう1つあります。
冷凍室と野菜室、どちらを多く開閉するか?です。これにより選ぶメーカーを簡単に絞れるからなんです。
冷凍室が真ん中なら日立、パナソニック、三菱、シャープになってきますが、野菜室が真ん中が欲しい方だと東芝かシャープの2社に絞れました。
これが今回から三菱が野菜室真ん中メーカーに参戦しより激戦になることは間違いありません。
野菜室が真ん中だとどんなメリットがあるの?
真ん中に野菜室が搭載されている冷蔵庫を購入するお客様って実はある程度決まっています。
私が接客をして統計的な計測した結果からお伝えします。
ポイント年齢が40代以上の夫婦世帯の方
職業が農業の方
冷凍をほとんど使用せず購入したらすぐ食べる方
若い年齢の人が家族にいない世帯
若い夫婦の場合は最近は共働き世帯が多く、食材の保存を意識している人が多く冷凍室を多く使用する人が多いです。
対して、健康に気を使う40代くらいからは野菜中心の生活になると同時に重たい食材の移動が億劫になり出し入れのしやすい真ん中野菜室が人気になるのです。
生活スタイルに合わせて購入する冷蔵庫が変わってくるのです。
職業が農業の方、身内が農業の方がいれば必然的に野菜を食べる量が増えますので東芝が人気でした。
買った食材を長期保存しないという方も冷凍室は真ん中にある必要がないので野菜室が真ん中の冷蔵庫が欲しいという人もいます。
三菱は全世帯に対応できるラインナップになりました。
20代、30代の世帯の方には人気の冷凍室が真ん中のWXシリーズを販売をして、40代からの世帯の方にも気軽に冷蔵庫に使用ができるように野菜室が真ん中なのMXシリーズの販売が実現しました。
WXシリーズが気にな方はこちらを参考にしてください。
三菱 冷蔵庫 MR-MX57D MR-MX50D
容量:572L
幅685奥行き738高さ1826mm
カラー:ホワイト、ブラウン
質量:131kg
容量:503L
幅650奥行き699高さ1826mm
カラー:ホワイト、ブラウン
質量:123kg
WXシリーズとMXシリーズの違いは?
三菱の最上級グレードがWXシリーズ、そして今回追加されたモデルがMXシリーズになります。
冷凍室が真ん中なのがWXシリーズ、野菜室が真ん中なのがMXシリーズ。
これだけしか違いがありません。
ということは配置の違いだけで、MXシリーズも実は最上級グレードになるのです。
三菱の野菜室の特徴は?
WXシリーズと同様で3色LEDで野菜を収穫したばかりの状態に保ってくれます。収納はお大きく4つに小分けできるようになっています。
上段に小物、中もの野菜を、下段には大物野菜やペットボトル、立てて野菜の収納ができるようになります。
東芝と大きく違う点は冷却器の数。三菱は冷却器1つで冷蔵庫全体の温度管理をしてますが、東芝はツイン冷却器があるので野菜室専用の冷却器があります。
どちらかと言うと、東芝の野菜の方が鮮度や温度管理、みずみずしさに関しては若干優勢なのかなと感じます。
ですが、真ん中に野菜室以外にも切れちゃう冷凍やスマート大容量、氷点下ストッカーがあるので十分対抗ができますね。
おすすめはカラーはグラデーションブラウン
カラーは2色ですが、特におすすめなのがグラデーションブラウンになります。
今までは日立やシャープでグラデーションカラーがありましたが、今回から三菱のMXシリーズに追加になりました。
めちゃくちゃかっこよく高級感が半端ないです。
キッチンやフローリングがブラウンなら絶対に合います。いずれはWXシリーズでも販売されるかもしれませんね。
野菜室真ん中冷蔵庫のまとめ
野菜室真ん中のメーカーが増えるたびに東芝だけの特徴が薄れていきます。東芝はピンチになりますが他社が活気ずきます。
今回で野菜真ん中採用は東芝、シャープ、三菱の3社になります。この3社でも大きく特徴があります。
参考にしてください。