掃除機と言えば、一般的には紙パックにゴミを吸引するタイプが主流でした。
いつの頃からかサイクロン方式の掃除機が登場し、一時は紙パックを凌駕する人気振りを博しておりました。現在はサイクロン方式、紙パックの2種類のタイプが掃除機の方式として一般化しています。
今回は、人気のサイクロン掃除機について細かく解説していくとともに、各メーカーごとの特色も交えてご紹介したいと思います。
1、サイクロン掃除機とは?
まずは基本的な情報を解説していきます。サイクロン掃除機とはどのようなものなのでしょうか?
日本語名称は紛体分離と言い、円筒状の筒の中で空気を回転させて遠心力によって空気と吸い込んだ粉末を分離する方式の事を言います。
この方式を最初に掃除機に採用したのはイギリス人の発明家ジェームズ・ダイソンという人物で、いわゆる「ダイソン掃除機」の商業的な成功によりサイクロン方式の掃除機が一般化したとされています。
今や「サイクロン掃除機=ダイソン」と言っても過言ではないくらいの認知度ですね。
サイクロン掃除機のメリットは?
それでは、サイクロン掃除機のメリットについてみていきましょう。
サイクロン方式は分離したチリやホコリは備え付けのダストカップに溜まっていく仕組みなので、消耗品である紙パックの買い足しに関するコストがかかりません。
また、排出される空気はチリやホコリと分離しており、排出時はダストカップを通る事がないので綺麗で衛生的です。
紙パックとの違いは?
紙パックとの違いは、上記の通り紙パックを購入するコストを抑える事が出来る点ですが、一方で紙パック方式はゴミ捨て時に紙パックごと捨てるのでゴミ捨ての際に吸引したチリやホコリをこぼす事なく綺麗に捨てる事が出来ます。
その点、サイクロン方式は掃除機の中のダストカップからゴミを排出しないといけないので、上手に捨てないとせっかく吸引したチリやホコリが舞ってしまったり、床にこぼしてしまったりと注意が必要です。
紙パックは衛生的にゴミを捨てられる点が優れている分、紙パック購入分のコストがかかってしまいます。
サイクロン方式は、ランニングコストは抑えられるもののゴミの排出が少し手間となっており、一長一短といったところです。
サイクロン掃除機の吸引力は何を見ればいいの?
掃除機を選ぶポイントの一つとして気になるのは吸引力がどのくらいあるかというところ。何を調べればよいかというと、日本国内では「吸込仕事率」という基準値があります。
単位は「W(ワット)」で表現されています。詳細な算出方法は風量×真空度という計算式で、いくつか細かい値を代入して計算されます。詳しくは「吸込仕事率」で検索してみてください。
この数値が高ければ高いほど吸引力がよいとされていますが、注意したいのはこのWという値、消費電力を示す「W(ワット)」と同じ単位となっています。
その為、このWが消費電力を示すのか吸込仕事率を示すのかは、カタログスペックをよく読んでみないと判断が付きません。おおよそ600~700Wで「吸込仕事率の高い掃除機」と言えます。ところが「1000Wの吸引力」などと謳っておいて、実は消費電力の事を指している、という認識を誤認させてしまうような販売をしているケースも見受けられますので、吸引力を参考にしたい場合は本当に注意してください。
サイクロン掃除機のお手入れ方法は?
吸い込んだチリやホコリをそのまま捨てられる紙パック方式と違い、サイクロン方式は本体のダストカップから廃棄する必要があります。
そうなると、本体内部のお手入れが必要になってきますね。サイクロン掃除機のお手入れ方法はどのようにすればよいのでしょうか?
サイクロン方式は一般的に、遠心力によってチリやホコリと空気を分離します。
分離された空気は排出口から排出するのですが、その際には空気を通す為のフィルターが備え付けてあります。ですから、チリやホコリが収納される「ダストカップ(ケース)」と、空気を通す「フィルター」の掃除が一般的な清掃箇所となります。
ダストカップを取り外す事が出来る製品が多くなっているので、掃除した後はダストカップを外して大き目の袋に入れ、チリやホコリが外に出ないように袋の中でゴミを出します。
フィルターも取り外し可能なので取り外して、備え付けのブラシなどで表面についた細かいホコリを掃除します。
部屋の掃除ごとに上記のように掃除していても吸引力が減ったかな、と気になる方はフィルターやダストカップの水洗いなどをするとよいでしょう。
水洗いの手順ややり方は各メーカーサイトで動画を公開しているところが多いので、自己流でやらずに手順に従って掃除をしてください。
適切な掃除をしないと、水洗いによって掃除機が壊れてしまう可能性もありますので十分に気を付けてください。
また、掃除ノズルのヘッド部分に詰まったホコリなどを除去することも、吸引力を維持するポイントになりますので、マメにチェックしてみてください。
サイクロン掃除機 おすすめ ダイソン
ここからは、各メーカーごとのサイクロン掃除機をモデル別にご紹介したいと思います。
まずはこちら。サイクロンといえばダイソン掃除機ですね。ダイソン掃除機と言えばコードレス掃除機が主流ですが、実はコード付サイクロン掃除機も発売しているのです。
Dyson V4 Digital Absolute CY29ABL
「他のどのコード付き掃除機よりも確実にゴミを吸い取ります」という謳い文句で販売しているダイソンのコード付掃除機です。
とてもパワフルにゴミを吸い込むダイソンデジタルモーターV4と強力な遠心力で微細なゴミまで空気と分離するサイクロンテクノロジーによりより多くのゴミを吸い取ります。この吸引力は有名ですね。
本体にも特徴があり、起き上がりこぼしのように移動中の旋回時にバランスを崩して倒れても自動で起き上がるセルフライティング機能が搭載されていて、移動時もスムーズでストレスフリーな掃除が可能です。
このモデルはソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドの2種類が付属されている他、アタッチメント類が全て網羅されているモデルです。
Dyson V4 Digital Fluffy+ CY29FF
こちらはソフトローラークリーナーヘッドのみ付属されている基本モデルのうちの一つです。
ナイロンフェルトで覆われたローラーにカーボンファイバーブラシを搭載しているので大きなゴミから小さなゴミまでその種類を問わず吸い込む事が出来ます。
Dyson Ball Animal+Fluffy
こちらのモデルもソフトローラークリーナーヘッドの他にダイレクトドライブクリーナーヘッドが搭載されています。
ダイレクトドライブクリーナーヘッドはカーボンファイバーブラシとナイロン素材のブラシを組み合わせたもので、カーペットの奥に入ったチリやホコリを吸い取るのに適したヘッドです。
Digital Absoluteとの違いは、付属されているアタッチメントの種類はこちらのモデルの方が若干少な目です。(Abloluteが6種類なのに対して、こちらは3種類のみ)
しかし、掃除に必要な機能やアタッチメントは十分揃っていますので、お値段を見てどちらを購入しても良いでしょう。
ちなみに、名称の違う3種類ですが本体性能はどれも変わりません。そのモデルを購入するかは付属されているアタッチメントとヘッドの種類・用途によって購入するとよいでしょう。
サイクロン掃除機 おすすめ パナソニック
ここからは国内メーカーのご紹介です。まずはパナソニックから。
パナソニック MC-SR560G
こちらのモデルは、2018年6月20日発売予定の最新モデルです。
こちらの特徴としては本体重量2.6kg、アタッチメント含めても4kg未満という軽さです。本体が重たいと引っ張るのも大変ですが、これならスイスイ掃除ができますね。
独自の「ダブルメタルサイクロン」方式により、通常運転であれば2年間はお手入れ不要(メーカー発表。利用環境による)とのこと。
長期間に渡って使いたいモデルです。もちろん、こまめにお手入れしたい方はダストボックスの水洗いもできます。ハウスダスト発見センサーが付いているので、細かいチリやホコリ、見えないゴミを見逃しません。
専用アタッチメントも沢山付属しているので、布団掃除、隙間掃除など、どんどん掃除しちゃいましょう。
パナソニック MC-SR36G
こちらも2018年6月20日発売の最新モデル。上述したモノとカタログスペックはほぼ同様ですがアタッチメントが少ない分、お値段も控えめとなっております。
ダブルメタル採用のフィルターレスサイクロンでガッツリゴミを吸い込み、ダストボックスもボタンワンプッシュでゴミに触れる事なくゴミ捨てが可能です。
ハウスダスト発見センサーで見えないゴミも逃しません。560Gと本体スペックはなんら変わりませんので、お好みでチョイスするとよいでしょう。
パナソニック MC-SR26G
なんとこちらも2018年6月20日発売の最新モデル。上述した2つのモデルとは別系統の製品ですね。パワープレスサイクロンの採用で、ゴミ掃除し始めからダストボックスに満杯になるまでの間の吸込み力の持続率が99%以上という、ずっと変わらない吸引力を全面に押し出している製品です。某サイクロン掃除機メーカーに負けないアピールぶりです。もちろん、ワンタッチでゴミを捨てられるのは言わずもがな、です。小型軽量パワーノズルにより、移動時の旋回も楽チン。
サイクロン掃除機 おすすめ 日立
続いては日立製のサイクロン掃除機をご紹介します。
CV-SE900
派手な赤色のカラーリングと小型フォルムが特徴のこちらのモデル。
こちらの注目は本体ではなくアタッチメントにあります。まず通常の掃除用ヘッド「パワフルスマートヘッド」ですが、ブラシが回転する力を利用してラクラク進んでいくようになっており、掃除している人は力を入れずにヘッドを押す事が出来ます。
ヘッドの先端は伸縮自在なので、好みの高さに調整しての掃除が可能です。ご自分の身長に合わせてパイプを伸ばしたり縮めたりしてください。
そして高さ8cm以上の隙間に対してはそのままヘッドを浮かすことなく家具の奥までしっかり掃除が出来る「ペタリンコ構造」になっているので、かゆいところまで手が届くというのはありがたいですね。
LEDライト付で暗いところなど見えづらかった場所での掃除がはかどります。これでゴミのとり残しも減少できます。
本体の軽さだけでなく、ヘッドが軽くて持ち上げやすいので段差のある場所の掃除も快適です。そしてこちらのモデル限定で、電動布団吸口がついています。
ヘッド裏についている電動ビーターが上下に動いて布団をたたく事で、ダニのフンや死骸を浮かせて掃除機で吸い取る事が出来ます。
布団を干すだけではホコリやダニはなかなか取れませんが、これがあればいつでも綺麗な布団で安眠できますね。
CV-SE300
こちらは上述したSE900の別モデルです。
カタログスペックはほとんど同一ですが、吸込仕事率などが若干劣る為、SE900の廉価版と言ってよいでしょう。それでも掃除機としては十分に高性能です。
SE900にもついていたパワフルスマートヘッドが搭載していますので、お値段とアタッチメントとの兼ね合いでSE900にするかSE300にするかを選ぶ事が出来ます。
CV-SE100
こちらは、上述した2つのモデルとは一段階型落ちするモデルですが、その性能は素晴らしいものとなっています。
注目すべきは本体部分の2段ブーストサイクロンと呼ばれるもの。1段目で遠心分離構造で空気とゴミを分離、2段目でダストケースの入口でサイクロン機能によりゴミを圧縮、この2段ブーストにより排出する空気はとても綺麗で清潔なものになります。
目詰まりが気になるフィルターは電源コードを引くとフィルターを振動させてフィルターに付着したチリを落としてくれるのでフィルターの目詰まりを抑える事もできるという画期的な構造になっています。
SE900についていた電動布団吸口は別売りになっているので、布団の掃除もしたい、という方はSE100専用の布団吸口を購入すれば、布団掃除も楽々にできます。
サイクロン掃除機 おすすめ 東芝
次は東芝のサイクロン掃除機をご紹介。
東芝 VC-NX1
こちらのモデル、サイクロン掃除機のようなフォルムをしていますが、実はコードレスなのです。
ですからメーカーサイトの製品区分は「コードレスクリーナー」となっています。が、あえてサイクロン掃除機としてご紹介しております。
毎分最大120000回転の超パワフルなハイスピードモーターにより強力な吸引力を発揮します。その協力な吸引を助けるのが「ラクトルパワーヘッド」という、なんと自走式のヘッドです。
軽いタッチでスイスイ進んで壁際のゴミなどもしっかり吸い込む事が可能になっています。「ゴミ残しまセンサー」でゴミ残しも検知、綺麗になったらランプが消えて掃除完了がわかりやすくなっています。
なんといっても特徴的なのが本体フォルムで、大きな車輪が付いた「円筒型ボディ」なので180°旋回などにもスムーズについていく事が出来ます。
取っ手を持って本体を持ち上げるとホースの角度が上下に稼働するので、階段や狭いところの掃除なども不便なく快適に利用できます。
そしてこちらのモデルはコードレスです。充電時間およそ5時間で通常運転で60分稼働可能との事、一回の掃除であれば十分に持つ稼働時間です。
バッテリー切れを気にしないで沢山の部屋で活躍する事間違いなしです。ダストカップは取り外して丸ごと水洗いもできるので清潔な状態を維持できるのも嬉しいです。
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東芝 VC-MG920
こちらはトルネオVというシリーズの最新モデルです。
シリーズ共通の特徴として、強い吸引力を持続させる「フィルターレスサイクロン」という方式を採用しており、目詰まりの原因となるサイクロン部分のフィルターを無くしたサイクロンとなっています。
フィルターが無いと排気が心配という方もいるかもしれませんが、12気筒の気流により花粉やチリなど微細なモノまで99%分離すると謳っています。
MG920とMG720についているパワーヘッドは自走式の「ラクトルパワーヘッド」で、フローリングの溝やじゅうたんのゴミも協力に吸い込んでくれます。
また、ロングアタッチメントセットが付いているので自分では手の届きにくいエアコンの上部や天井付近の掃除にも優れています。先端はブラシなのでこびり付いたホコリなどもガッツリ掻き出します。
こちらもゴミ残しまセンサーが付いているのでゴミ残し対策もバッチリです。ボディのカラーは赤とブロンズの2種類から選べます。
東芝 VC-MG720
こちらは同じトルネオVシリーズですがMG920がハイスペックモデルなので、廉価版というところですね。本体や機能はほとんど同じ、アタッチメントが若干少ないものとなっています。カラーはピンク、女性の部屋にぴったりの掃除機です。
違いと言えば、ロングアタッチメントセットが付いていない事とカラーリングの違いだけなので、どちらがよいかは好みで選んでもよいですね。
東芝 VC-S520
こちらも同じシリーズですが、他の二つと比べると一段性能が劣ります。
ゴミ残しまセンサーやLEDはなく、ヘッドも自走式ですがラクトルパワーヘッドではなくカーボンヘッドのみ、アタッチメントも必要最小限となっています。
本体の性能はほとんど変わらないので、シンプルに通常の掃除だけしたい一人暮らしの方などは安価でおすすめです。
東芝 VC-C6
こちらのモデルは同じトルネオシリーズのミニサイズ版として販売されています。
ミニサイズという事で、ボディは最軽量2.5kg、クリーナーヘッド込でも3.6kgととても軽いです。持ち運びは本当にラクラク。クリーナーヘッドも軽くて使いやすい設計になっており、隙間の掃除や家具の下の掃除などもはかどります。
ワンルームなど、少し狭い部屋での利用では場所を取らずに保管できるのがいいですね。
サイクロン掃除機 おすすめ シャープ
まだまだ続きます。次はシャープのサイクロン掃除機です。
シャープ EC-AS700 EC-AS500
こちらはちょっと変わった形をしていて、本体部分が円筒状に細長くなっているのが特徴です。こちらは「コードレスキャニスターサイクロン掃除機」という事で、実はコードレスです。
コードレスの特徴としてはもちろんその軽量さ。
総重量2.9kgと片手で簡単に持ち運べるほど軽いので、片手でこれを持ちながら移動したり持ちながら掃除したりといった事が出来るので利便性は非常に高いです。
ヒミツはヘッドのパイプ部分で、ドライカーボンによりパイプ部の厚みを半分程度まで薄くすることで大幅な軽量化に成功しています。
充電時間はおよそ80分で連続運転30分を実現。バッテリーが2個付いているので連続60分の稼働が可能です。バッテリー一つを使って掃除している間にもう一つは充電しておく、という効率的な使い方も。
大風量ターボモーターによりコード付サイクロン掃除機となんら遜色のない吸引力を実現し、遠心分離サイクロンにより吸引力の持続性も申し分ありません。ヘッドも自走式なのでスイスイ掃除が出来ます。
溜めたゴミは「スクリュープレスサイクロン」という機能で、吸い込んだゴミを固めて再膨張を抑え、捨てる時もまとまって簡単に捨てる事が出来るので衛生面も安心です。
シャープ EC-G8X
続いてはコチラのモデル。シャープ独自の「プラズマクラスター」で静電気を抑えてダストカップへのゴミの付着を防ぐ事でダストカップ内にゴミが残る事を抑止します。
更にこちらのモデルも、ダストカップの着脱動作に連動してゴミを圧縮、ホコリが舞うの抑えて清潔にゴミを捨てる事が出来ます。
こちらのモデルは後述するEC-P8Xのグレードアップモデルとなっており、その違いはヘッドにあります。
横幅30cmの自走パワーヘッドは、床のハウスダストや菌をふき取る「極細ループから拭きブラシ」と壁際の汚れを逃さずにキャッチする「高圧吸引バンパー」がついていて、より一層のゴミの吸い取りを実現しています。
シャープ EC-P8X
という訳で、上述のG8Xの型落ちモデルです。型落ちモデルと言いながら本体性能はほとんど同じでアタッチメントの違いしかありません。全モデル共通で、ダストカップは取り外して水洗いが可能です。
サイクロン掃除機 おすすめ 三菱
最後は、三菱のサイクロン掃除機をご紹介いたします。
三菱 TC-ZXG30P
こちらのモデルは、「風神」というシリーズのハイグレードモデルです。
サイクロン方式で強い吸引力が続く、排気が綺麗、お手入れ簡単でダストカップも水洗い可能、ワイドタオプの自走式ヘッド付といったサイクロン掃除機の基本部分はしっかり押さえてあります。
ちょっとだけ特徴的なのヘッドで、ブラシ部分に絡む取りにくい髪の毛やカーペットの毛など、ヘッドのブラシを取り除いてのなかなか除去しにくいものですが、こちらの製品はブラシを引き抜くだけで簡単に絡んだ毛が取れるようになっているという親切設計です。
こちらはペットを飼われているご家庭におすすめされています。ペットの抜け毛やニオイの悩みを解決する機能を搭載しています。
特にニオイについては、掃除機の排気からペットのニオイがするケースがあります。
ペットのニオイの原因は主にアンモニア量が多くなる事で発生すると言われており、ペットを飼っている部屋の掃除をする事でダストカップや掃除機本体にそのニオイが付着してしまったりします。
そして、排気口から排気するときにダストカップを通って排気する事で掃除機からペットのニオイが排出されるとされています。
このモデルではダストカップを通らずに排気するのでニオイがしにくい事、そしてダストカップを水洗いできるようにすることで掃除機が発するニオイを抑止する事でペットのニオイの悩みを解消しています。
三菱 TC-ZXG20P
こちらは同じ風神シリーズの廉価版です。付属品のセット数、ブラシ機能に若干の違いがあるといったレベルで、本体機能はほぼ変わりません。色はブルーのみとなっています。
三菱 TC-EXH10P
こちらは「Be-K(ビケイ)」というシリーズのサイクロン掃除機です。このシリーズはコンパクトで軽量ながらパワフルな吸引力を追及したシリーズです。
サイクロン掃除機なのに重量はわずか2.4kg、ヘッド込で3.9kgで最軽量と言っても差支えない軽さです。布団用ヘッドも付いているので本体を片手に持ちながら布団の掃除もラクラク行う事が出来ます。
サイクロン掃除機おすすめランキング5
各メーカーの製品ラインナップをご紹介してきましたが、ここでは2018年おすすめサイクロン掃除機を5つほどご紹介いたします。
1、東芝 トルネオ ミニ VC-C6
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.25リットル
吸込仕事率: 290 W
騒音値: 63dB~約58dB
フィルター:高集塵プリーツフィルター
ヘッド:自走式
本体重量:2.5kg
本体サイズ: 220x295x255 mm
2万円以下のミニサイズ掃除機の製品で唯一、ゴミ圧縮機能が付いている製品です。
ゴミ圧縮機能により手を汚さずに、またチリやホコリが外に舞う事なくゴミを捨てる事が出来るので非常に衛生的です。
「デュアルトルネードシステム」という吸引システムにより吸い始めから満杯まで吸引力をずっと持続できる事で、掃除開始から終わりまでしっかりとゴミを吸い取ります。
サイズ小さめ、最軽量ながらパワフルな吸引力が魅力、という事で一人暮らしや狭いお部屋にぴったりな製品です。床ピタ設計で家具の下の狭い隙間にもしっかり掃除できる自走式ヘッドも魅力の一つ。
2、パナソニック プチサイクロン MC-SR560G
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.25リットル
吸込仕事率: 300W
騒音値:61~57dB
フィルター:抗菌消臭フィルター
ヘッド:自走式
本体重量:2.6kg
本体サイズ: 238×327×290 mm
こちらはパナソニックのサイクロン掃除機です。ハウスダスト発見センサーが搭載されておりアレルゲンを気にする方への対策として優れています。また、ヘッド部分にLEDが着いているので暗い場所での掃除も楽々です。
ライトがあることにより陽の当たらない廊下やタンスの後ろのゴミが丸見えになります。
3、東芝 TORNEO ヴイ VC-MG720-P
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.4リットル
吸込仕事率: 200 W
騒音値: 64dB~約58dB
フィルター:(マイナスイオン)
ヘッド:自走式
本体重量:3.2kg
本体サイズ: 220x276x322mm
こちらは上で紹介しているトルネオVシリーズの製品です。
こちらをランキングに入れた理由はズバリ価格です。最新機種の920はもちろん高性能ですが、MG720との違いはアタッチメントだけと言っていいほど。
アタッチメントに拘らない人にはこちらがおすすめです。本体性能は変わらず抜群です。
4、日立 CV-SE900
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.4リットル
吸込仕事率: 440 W
騒音値: 54~約49dB
ヘッド:自走式
本体重量:3.6kg
本体サイズ: 336×240×290mm
続いては、一番最初にご紹介している日立のこちらのモデルです。
何といっても、他のサイクロン掃除機と比較するとその静音性は群を抜いていると言ってよいでしょう。
具体的にどのくらいかというと、50dBは通常の事務所の中、60dBは人が沢山いて会話が交わされている事務所の中、といったレベルです。
つまり、このモデルで掃除をするときは人がしゃべっているときと同じ程度の騒音レベル、という事になります。掃除機を使うときの音を気にする方や、集合住宅で音を気にする方には大変よい掃除機です。
ヘッドも自走式ですからスイスイのラクラク。
5、SHARP パワーサイクロン EC-CT12-C
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.35リットル
吸込仕事率:450W
騒音値:64~約57db
フィルター:サイクロンHEPAフィルター(抗菌)
ヘッド:エアタービン式
本体重量:3.8kg
本体サイズ: 257x248x363mm
ランキングの最後にご紹介するのはシャープのこちらのモデル。
これだけハイスペックでミニサイズな操作性の高い掃除機なのに、価格は1万円前半ととってもお買い得となっています。
ヘッドが自走式ではないので他の製品と比べると掃除のときに少しだけ大変かもしれませんが、それでも絨毯以外、畳やフローリングなどでは充分にチリやホコリを吸い取ってくれます。
一人暮らしを始めたばかりで家具家電調達の資金に困る、という方はまずはこちらのモデルを選んでおけば間違いないでしょう。
まとめ
ここまでご覧になっていかがでしょうか?
今やキャニスター式掃除機だけでも数十種類発売されていて、どれを購入すればよいか迷う方も多い事でしょう。
また、コードレス掃除機の性能も進化してきているので、最初の迷うポイントとしてはキャニスター式とコードレス式でどちらを購入するか、というところかもしれません。
どのメーカーも、掃除のしやすさ、かゆいところまで手が届く吸い込み性能や機能、お手入れの容易さ、清潔性など色々なところに気を配って製品を作っている事がよくわかります。
毎日の掃除なので、少しでも手軽に、かつ簡単に楽しくやりたいものですね。自分の好みに合った掃除機はどれか、各メーカーのサイトやカタログ、そして現物を見て納得のいく掃除機を購入していきたいものです。